Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

20年初秋の京都 5 京都市京セラ美術館

2020-09-23 18:17:55 | 国内旅行

9月11日

 京都最終日はまずバスの一日券を買って
 平安神宮前の巨大な赤鳥居で下車。

京都には何度も来ているが、平安神宮に来るのは初めて。
 
華やかな応天門をくぐると派手な中国風の楼閣などあり

境内のまあ広いこと。しかし明治時代に創建された国家神道のシンボルと思うと正直あまりありがたみを感じない。

それなのにわざわざここまで来たのは平安神宮が目的ではなく、改装された京都市京セラ美術館が目当て。
 
1933年に最初から美術館として建てられたもので、外観は大きく変えることなく、入り口を地下に新設するのは最近のはやりなのか、ルーブルやアムステルダム国立美術館、マウリッツハウスなども同じようなスタイルだった。

京都在住の友人と待ち合わせ、まず入ったのは半地下に新設されたカフェ。
 
「京の素材のおかずプレート」なるものをオーダーすると一皿に京野菜を使ったおかずが15種類も乗ってくる。インスタ映えする今時のカフェメニューがうまいと思う。

昼食後は友人と別れ、美術館の見学。
 
天井の低い地下チケット売り場から階段を上がるとまるで体育館のような中央ホール。
これを突っ切ると
 
大きなガラス窓の向こうに日本庭園が広がる。

  
   
  
大理石を多用した重厚な館内にアールデコ調の照明器具がおしゃれ。
 
中庭のようなスペースもあって面白い建物だ。

コレクションの方は近代以降の京都の画家たちによる日本画。
それほど興味のある分野ではないが、目玉の上村松園だけは撮影可能。
 
ほとんど同じ構図のお嫁さんの絵はどういう意味があるのか。
 この3幅の天女の絵。
 
とてもかわいい。

美術館の見学を終えたらまたバスに乗って祇園へ。
 八坂神社は厄除けに御利益があるそうだが目的はこちらではなく、その真正面にあるお寿司屋さん、「いづ重」。
NHKの「美の壺」で紹介されていたのがおいしそうだったので来てみたのだが
 
店の表も中も予想外に庶民的な雰囲気。
こちらは鯖の姿ずしが有名なようだけれど、お願いしてすぐ作っていただいたのは上箱ずし、1944円。
 
持ち帰ったお寿司は店主が毎月絵を描くという包み紙も美しく、蓋を開けると中身が少し寄ってしまったけれど穴子、小鯛、えび、玉子のモザイクがきれい。
酢飯の加減もすばらしく、これはわざわざ祇園に回った甲斐があった。
海草巻きなんて気になるものもあるし、京都に来たらまたここに寄ろう。

と静かな京都にまた来る気満々。


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コメント (4)
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