3月3日
朝6時半に目を覚ますと、暖房を切って寝た部屋の温度は3℃。 快晴の空の下、谷に霧がかかっているのを見ながらすぐに朝風呂へ。
内湯はゆっくり入れたけれど、この気温でぬるい露天はさすがに無理だった。
朝食は食事処で。
煮物の味付けがよくヘルシー。
10時前に大女将に見送られ、若女将の運転で宿を出る。
バスターミナルまで送ってもらう予定だったが、近くにある大法寺を見に行くつもりと言うとお寺まで送ってくれることになってラッキー。ますやさんには本当によくしていただいた。
宿から大法寺までは10分ほど。お寺は山をちょっと上がった所にあるので助かった。
駐車場からすぐの所にあるのは本堂。
この脇の小さな祠や道端に並んだ羅漢像を見ながらさらに坂道を上がると
大きな屋根の観音堂。中には厨子が見えたが、中に入っていたという十一面観音は本堂にいらっしゃったのだろうか、平安時代の古いものらしいが見逃してしまった。
この大法寺は飛鳥時代に藤原鎌足の息子が開いたとされる古刹だそうだが、ここに寄った理由は観音堂の奥に見える三重塔を見学するため。
1333年に作られたという塔は高さ18.38m、大きくはないがどっしりとして、全国に13ある国宝指定の三重塔の一つなのだそう。
周りをぐるっと歩くと
塔が塩田平を見下ろしていてとても気持ちのいい風景。
観音堂から少し下った所には青木村郷土美術館があり、中に三重塔内部の復元壁画があるというので200円を支払って入ってみた。
撮影不可なのが残念だが、創建当時は内部は華やかに装飾されていた様子。今はほとんど残ってはいまい。
他に郷土出身の画家さんたちの絵や彫像が展示されているが 昭和初期に農閑期に農家で作られたという木片人形が面白い。
お寺から坂道を下り、遠くの山を見ながら歩くと天気が良くて気持ちいい。 バス停までは15分。やっぱり若女将に送ってもらえてよかった!
上田駅に戻ったらJRの隣の上田電鉄別所線の駅へ。
乗り込んだ車両はまたもや真田だらけ。 千曲川を渡ってのんびり各駅停車。
終点の別所温泉まで30分、590円。
古い駅舎がかわいい!
駅前におはぎの店があったのでこちらでお昼。
片側は野菜やお惣菜を売る店、もう半分はなぜかピザ・レストランになっているが、座って食べさせていただいた2個216円のおはぎ、とてもおいしかった。
さあ、腹ごしらえができたら別所温泉を歩こう。 ←人気ブログランキングへ一票、お願いします。