Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

美術館の春まつり@東京国立近代美術館

2022-03-28 15:40:34 | 機内食・映画・美術展

先週の金曜日のこと、まだ早いのはわかっていたけれど、春の日差しが気持ちいいので皇居の周りの花見に行ってきた。

地下鉄九段下で降りると、この日は武道館で日大の卒業式があるとのことで、きれいなお振袖に袴姿のお嬢さんたちがいっぱい。
この卒業式に袴姿、いつから定番になったのだろうか。自分が卒業した頃にはなかった風習だけれど。

 インド大使館前のモクレンはきれいに咲いていたけれど
 
千鳥ヶ淵はこの日まだ2,3分咲きの状態。それでも結構な人が花を求めて歩いていて
 
ボートに乗る人もいっぱい。

 
代官山通りを竹橋方面に曲がると、皇居の周りを走る人たちがちらほら。
先日のタモリ倶楽部で「日本最大の居ぬきは江戸城を居抜いた皇居」と言っていたが、確かに皇居は広いと周りを歩くと実感する。

 北の丸公園の一角にあるこのかっこいい建物は旧近衛師団司令部庁舎。
2年前までは東京国立近代美術館工芸館だったが、工芸館は金沢に移転してしまった。現在内部は公開されておらず、工芸館だった時に入っておけばよかった。

 その先にあるのが東京国立近代美術館。
現在「美術館の春まつり」として桜をテーマにした展示があるというので入ってみると
 
暗い室内のぐるりに明るく照らし出された春らしい作品の数々。菊池芳文の屏風に
 
河合玉堂の屏風。桜の枯れ枝の大きな作品は写真かと思ったら日高理恵子さんと言う方の絵画。何年もかけて描いたそうで迫力。
 
跡見玉枝の《桜花図巻》は様々な桜を描き分けたものでボタニカルアートそのもの。
桜がきらいな日本人はいないよね。

この春まつりは美術館の収蔵品展の一部だったので、会期ごとに作品が入れ替わるらしいいわば常設展も拝見すると、明治以降、古い時代の日本人の絵は西洋の模倣が多くて正直「だれそれ風」と言うものが多い。物まねではなくなったのは20世紀も半ばぐらいからだろうか。

中で興味深かったのは戦争画を集めた一角。

日本画の戦争画は絵の具の色が美しすぎて複雑。

 
不勉強にして今まで知らなかった松本竣介という画家を知ったのも収穫。

 
美術館を出たらお堀端をぐるっと歩いて丸の内に出た。


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コメント (4)
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