お昼を食べたら歩いて「コースカベイサイドストアーズ」なる大きな商業施設へ移動。
この2階に横須賀軍港めぐりクルーズのチケット売り場があるのだが、到着したのが13時でちょうど船が出たばかり。 なので次の14時のチケットを購入。1600円が満喫きっぷを提示すると10%引きになる。
チケット売り場の隣には売店があるので時間つぶしに覗くと海軍カレーがいっぱい。
作るお店もいっぱいあるし、防大カレーやら護衛艦独自のレシピやら、どこがどう違うのやら。 いろんな艦のピンバッジやらキャップもあって、ペンギンの付いた「しらせ」のが欲しかったけど、何とか思いとどまった。
少し先にはわくわく広場なる地元産品のお店もあって、この日はちょうどパン屋さんがたくさん出品していたのでこれも横須賀名物というポテチパンを買ってみた。
コールスローサラダの中に砕いたポテトチップスが入っているこのパン、期待した割に翌日食べたせいか普通のコールスローと大きな違いは感じず。作り立てなら違うだろうか。
ここにはおいしそうなお弁当類もたくさんあったし、他に地元の魚屋さんなどもあってこの商業施設は充実している。
出発20分ほど前には船着き場へ移動。
目の前に広がる軍港の右手、白っぽい建物がたくさんあるのが米軍基地、左手が自衛隊基地。
15分前には前のクルーズを終えて船が戻って来たが、平日でも驚くほどのお客さんの数で大盛況。
5分前に次の搭乗が始まったらすぐに2階に上がってスターボードサイド(右舷)の席を確保。天気のいい今日は1階席に座る人はほとんどいない。
出発するとすぐに見えてくるのは2隻の潜水艦。 米軍基地側に着けられているが、これらは自衛隊の艦なのだそう。
さらに行くと米軍の船が見えてきて
大きな護衛艦の上にはステルス戦闘機がたくさん並んでいるのが見える。
普段ここにはこれよりずっと大きな空母ロナルド・レーガンが停泊しているのだそうだが、この時はちょうど韓国との合同演習で留守だった様子。
米軍基地を離れてちょっと沖へ向かうと四角い箱が海中から出て並んでいる。 これらは機雷に反応しないよう、船の磁気を取る装置で、この横須賀にしかないとか。
さらに行くとまた潜水艦が見えたが、これは自衛隊の最新型「たいげい」。今年の3月に竣工したばかりだそうで、白く番号が見えるのが竣工したての証とか。めったに見られない、と解説のお兄さんも興奮気味。
四角い日産の工場と車両運搬船が見えたら船は方向転換。
解説のお兄さんは次々に船の名前と種類を教えてくれるが、多すぎて覚えられない。
お兄さん、海上自衛隊の船体番号と名前、所属基地まですべて記憶していそうだ。 明治時代に掘削されたという新井掘割水路を通って
VIPを歓待するための白い船やイージス艦を見ながら出発点に戻れば 港の一番近くに停泊しているのは護衛艦「いずも」。
今はヘリコプターを搭載しているが、いずれ空母化されるだろう船の広い甲板の上を自衛官たちがランニングしているのが見えた。 これで45分間のクルーズは終了。
天気は最高にいいし、解説のお兄さんの名調子もあってとても楽しめた。
コースカベイサイドの前からは三笠循環バスに乗って三笠公園へ。
東郷元帥の後ろに見えるのが日露戦争で活躍した戦艦「みかさ」。
600円のチケットを買って甲板に上がれば
途中にはクラシックな通信室やら、船橋には操舵室が見られて
船首からの景色も気持ちいい。
下に降りるとシミュレーターに夢中になっているお兄さんたちがいたり
日露戦争関連の資料や解説がいっぱい。
船尾の方が艦長や司令長官の居室で
さすが1902年に作られた船らしく重厚だ。
ちなみにこの「みかさ」、世界三大記念艦と称しているが、他の2つはネルソンの「ヴィクトリー号」とアメリカの「コンスティテューション号」なのだそうだ。
時刻は既に4時なので、これにて横須賀散歩は終了。 横須賀中央駅からまた京急に乗って横浜経由で帰宅。
「よこすか満喫きっぷ」は3,330円だったけれど、美術館とお昼のハンバーガーだけでほとんど元が取れてしまってとてもお得なことが判明。
次は「みさきまぐろきっぷ」で遊びに行こうかな。 ←人気ブログランキングへ一票、お願いします。