5月26日
宿からバス停まで車で送ってもらって、九州横断バスに乗車。
座席の間にはいちいち仕切りがあって、これがかなりうっとおしい。苦労と努力はわかるけど・・・。
50分でJR阿蘇駅前に到着。
途中で雨が降ってきてしまったが、今日は阿蘇観光のための貸し切りタクシーを予約してあったのですぐに乗り込めて助かった。
ベテラン運転手氏の案内で山へ向かうが、雲は低く、雨は強くなってきて周りは真っ白、遠くは全く見えない。
が、やがてまわりに牧草地が広がって、放牧の馬たちが見えてきた。
競走馬とは明らかに違う体型、運転手氏に聞くと食用じゃないかと言うが、後で調べるとどうも乗馬用らしい。
車を停めると人懐っこく寄ってくる馬たち、君たちを食べるわけではないから安心したまえ。
三角山の上だけ切り取ったような米塚を過ぎて
草千里ヶ浜に到着。緑がきれいで、できればここを散歩したかったが雨は強くなるばかり。
ところで今回タクシー会社にお願いしたのはミヤマキリシマの咲いている所が見たいということ。
この周りも満開の時期には山肌が一面ピンクになるそうだが、今年は花が早くてこの辺りはもう終わってしまったとのこと。
それでも駐車場の先にはピンクが見えたので近寄ってみると
小さめの花がびっしり、雨滴が付いた姿がかわいい。
今回の運転手氏は山歩きが趣味とのこと、数日前に登山をして撮って来たという写真も見せてくれて、我々にも少しでも花を見せようと車を走らせてくれる。
草千里からさらに進むと標高が上がって花が増えてくる。
花の色も薄いピンクから濃いピンク、朱色がかったものまでいろいろ。
道の終点は阿蘇山西駅。
ここは中岳の火口に一番近いのだが阿蘇山は去年から噴火レベル3がずっと続き、最近になってやっと1になったものの道の整備がまだなので火口を覗くことはできない状態。
その上ここにあるロープウェイはコロナのせいもあってとうとう倒産してしまったのだとか。
というわけで火山は拝めなかったが
ここの駐車場から運転手氏に促されて遊歩道をちょっと行くと
ピンクのパッチワークがきれい!
これだけミヤマキリシマが見られれば満足。
山を下りたら雨なので阿蘇ミルクファームへ。
中には大きなお土産屋さんが入っていて
怪しいコーラや出ました、くまモンのロールケーキなどいろいろ売っているけれど
一日一アイスで今日は紅芋ソフトをいただく。
さらに走って立野渓谷へ。
最大橋脚高97mの新阿蘇大橋のかかるこの渓谷は40~60mの深さがあるそうで
阿蘇外輪山のここだけが切れているのだとか。
展望台からは熊本地震で被害を受けて現在架け替え中の第一白川橋梁も見えるが、霧にけぶってしまっているのが残念。天気が良ければさぞ見事な景色だろう。
この後は宿まで送ってもらって3時間の観光は終了。
天気が悪くて景色は十分に見えなかったが、おかげで雨にぬれずに効率よく動けて、タクシーをお願いしてよかった。
←人気ブログランキングへ一票、お願いします。