9月12日 続き
収穫間近の田んぼの向こうに岩木山を眺めながら弘前から新青森、新幹線に乗り換えて盛岡へ。
盛岡駅に到着したらすぐに荷物をコインロッカーに放り込んで、市内中心部に向かうバスに乗車。
それというのも目的の施設の閉館時間が迫っているから。
岩手銀行赤レンガ館の入場は16時半までなのだ。
弘前同様、盛岡も近頃良く通過しているが、盛岡市内をちゃんと歩くのは2009年以来。
その時にもこの銀行の前を通ったが中には入らなかった。というのもその時にはここはまだ岩手銀行中ノ橋支店として現役だったからなのだが、2016年から赤レンガ館として公開が始まったとのこと。
1911年に盛岡銀行本店として作られたこの建物は東京駅で有名な辰野金吾と盛岡出身の弟子、葛西萬司の作品。
なので正面玄関の上を見上げると東京駅を彷彿させる。
建物中央は吹き抜けの大ホール、大理石のカウンターや凝ったグリルもかっこいい。
2階に上がると小さな部屋がいくつかあって、
大ホールを上から見下ろすバルコニーにも出ることができる。
この建物、細部の装飾も凝りまくっていて、青森銀行も素敵だと思ったがこちらはさらに豪華。
20世紀の初め頃、欧米に追い付け追い越せと勢い込んでいたその象徴なのだろう。
脇の出口から振り返るとまるでイギリスの邸宅のように見える。
銀行を出たら盛岡城跡公園のお堀端を歩いて駅へ戻る。
北上川を渡る橋の上から今度は岩手山が見えるが、残念ながらてっぺんには雲がかかっている。
その川べりに電球が灯っているので近づいてみると、コンテナを利用したカフェやバーが並んでいる。
ここは木伏緑地と言って2019年から利用が始まったとのこと。
落ち着いた弘前の後だからか、なんだか盛岡の街には元気がある感じ。
盛岡駅で荷物をピックアップして今夜の宿へ。
駅から5分の盛岡ニューシティホテルは典型的なビジネスホテル。実は盛岡で宿泊するのも今回が初めてなのだ。
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