9月13日
今朝は5時半に起きてすぐに駅前からタクシーに乗車。
少し前にテレビで見た神子田朝市に向かう。
行先を告げると運転手さん、「自分は月に一度ぐらい、奥さんは週に一度は行っている」と言うことでお勧めの店を熱く語り始め、それを聞いているうちに目的地に着いてしまった。
神子田は盛岡駅から車で15分ほど、ごく普通の住宅地の中にある。
かなり広い駐車場の脇に入り口があり
2本の通路の両脇にお店が並んでいる。
夜が明ける前から店開きが始まるとのことだが、到着したのが明るくなった6時15分。
週末にはすごい人出ということだが平日のこの日はかなり閑散。
それでも野菜や果物など並べたおじちゃん、おばちゃんたちが並んでいて
立派なカレイや筋子など、水産物も本当にこの値段なのというほど安く売られている。
しかしこの時期、リンゴと共に目立つのはなんと言ってもキノコ。
しかも天然の舞茸やら松茸、香茸など栽培ものではない、いかにも山から採ってきましたというものが並んでいて、「3種類ぐらい入れて芋煮が最高だ~」と売っている人達もうれしそう。
煮物や揚げ物、卵焼きなどのすぐに食べられるお惣菜も売られているし
服や靴の店に整体師さんまでいて、いかにも地元民による地元民のための市場と言う感じ。
さて、朝ごはんはここで食べようとやってきたのだが、チョイスは2つ。
ラーメンか「噂のひっつみ」ということでひっつみ500円を選択。
市場の端に用意された休憩所で顔出し看板を見ながらいただくと
ごぼうとお揚げ、ネギの入ったお出汁にモチモチとしたひっつみ=スイトンがすごくおいしい。
食後にタクシーの運転手氏がプッシュしていたコーヒーを飲もうとしたらお店の人がどこかにいなくなっていて飲めなかったのだけが残念。
市場の人たちは商売というよりもお互いのおしゃべりのために来ているかと思うほど笑い声が絶えないし、時間になるといきなりラジオ体操が始まるなど、何とも楽しい市場。観光客の相手もしてくれるし、八戸の朝市と規模では比較にならないけれど、近所にこんな所があったらしょっちゅう来ちゃうだろう。8時ごろには終わってしまうが、月曜以外は一年中、ほぼ毎日やっているというのも素晴らしい。
今回の旅の最終日にここに来たのはもちろん買い物をするため。ということでこちらでの戦利品。
カラフルなパプリカの隣はクルミ。卵焼きの隣のイカ塩辛はワタをふんだんに使っていて最高。
よもぎ大福と餡餅は運転手氏が絶賛していたので買ってみたが、確かにフワフワのお餅に程よい甘さの餡子でうまーい。
そしてキノコ好きとしてはこれを買わずにはいられない。左上の畑シメジと天然舞茸はキノコ汁に、左下のアミタケはおろしあえにしておいしくいただいた。
これだけ買って2960円。タクシー代を1180円使っても来る価値あり。
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