Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

22年秋の群馬 5 伊香保温泉「ぴのん」

2022-11-01 15:48:09 | 国内旅行

伊香保神社からバスも通る急坂をずっと降りて見晴下まで来ると「松本楼」という大型旅館がある。
その向かいの細い坂道をまた下るとすぐに洋風の建物が見えて
 それが今夜お世話になる洋風旅館「ぴのん」。松本楼の別館にあたる。
 
ロビーは暖炉もあるイギリス風、廊下の壁にもかわいらしい絵や飾り物があっていかにも女の子趣味だが、お客さんは年配のご夫婦が多いのは意外。
 
ツインの部屋はビジネスホテル並みの狭さだが、どうせベッドの上でごろごろするので問題はない。

 浴衣はロビーから好きな柄を選んできて、かごはこれを持って行けば本館「松本楼」の大浴場にも入れる。
こちらのお風呂は4つあるがどれも貸し切り利用、空き状況は部屋のタブレットで確認できるのが便利。
 ということで夕食前にもう一風呂、と地下2階にある浴室へ。
 
手前に2つ並んでいるのは「こがね籠もり湯」。以前は男湯、女湯の大浴場だったのだろうが、浴槽は3,4人でいっぱいになりそうな大きさ。お湯は露天と同じ黄金の湯がちょっと熱めの42℃に加温されてかけ流されているが、濁りが強いわりに金気臭が露天よりも弱いのは源泉からの距離のためだろうか。

その奥には元々貸切だった浴室が2つ。
 1つは腰かけて入るような浴槽の奥にだだっ広いスペースのある不思議なお風呂。
 
もう一つは完全に一人用の小さなお風呂。地下2階とは言え建物が坂にあるので外光は入るが眺めはこの通り。
この2つは白銀の湯と呼ばれているがメタケイ酸を含むとは言え源泉温度が15℃。加温に循環、その上塩素まで香って、朝に入らせてもらったが正直かなり残念な温泉だった。

夕食は遅めの7時半からレストランで。
 年配夫婦の他に一人旅の女性も何人か見える。
こちらの食事は洋食コースで
 
チャーシューのゼリー寄せや岩魚、サンマの燻製の前菜に家庭料理っぽい野菜スープ。
 
白身魚でホタテを包んだ料理はボリュームがあるがソースが足りないのが残念。
お口直しのブドウのグラニテに続いて上州牛ヒレ肉のローストが来て、これは昨晩よりおいしかったが写真を撮り忘れた。
 
デザートはトロトロプリンにタルトタタン。紅茶のカップが不思議な形だがこれでちゃんと飲める。

朝食は洋食か中華、または松本楼のビュッフェの選択で、今回は珍しい中華にしてみた。
 広東風のお粥はお出汁もちゃんと効いておいしい。
ただし点心は冷凍もの、飲み物に中国茶がないのも残念。

ぴのんさんは伊香保という大きな温泉街の中ではユニークなコンセプトで面白いと思う。
ただ前日の宿が良すぎたせいもあって、細かい所で足りない部分が目立った。
同行の友人は値段が倍違うのだから仕方ないと言うが・・・。

10時過ぎに宿をチェックアウトして、見晴下のバス停の先にある「食の駅」へ。
 こちらでまたもらったクーポン3000円を使い切ろうという魂胆。
 
玄関を入るとすぐにペヤングのインスタントラーメンが大量陳列されていて、さすが群馬。
水沢うどんもいっぱい、野菜類も安いが
 3000円は思いのほか使い出がなくて、しかしここで買ったイチジクはすごく甘くておいしかった。

 帰りはこちら見晴下のバス停からJRバスの「上州ゆめぐり号」で新宿まで一直線、2時間半。

近くて便利な群馬、次はどこの温泉に行こうか。


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コメント
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