11月9日
朝7時半にアパートを出て、モノレールでKLセントラル駅へ。
今日はイポーへ行こうと思い、乗車券はネットで買ってあるが念のために早く出て来た。
なにしろKLセントラルは巨大な駅、乗り換えも慣れないとわかりずらい。
イポーへはタイからやって来た時と同じ路線を戻ることになる。
マレーシア国鉄の入場はなかなか厳しくて、出発30分前にやっと改札前の待合室に入れ、15分前に自動改札を通れる。なので早く駅に着いてもあまり意味がない。
イポー行きはパダンベサールから乗ったのと同じ電車、乗車率は50%と行った所。
駅を出てKLの郊外に出ると奇妙な形の高層マンションが見えてくる。
地震のない国のビルは自由だ。
イポーまでは2時間40分の予定が途中、徐行区間があって3時間かかった。
結構長く感じて、やっぱりKLに来る時に途中下車すればよかったかと思ったが、気の向いた時に身軽に来たかったのだ。
そんなわけで11時50分にイポー駅に到着。
この駅もクラシックな外観が魅力的。旧クアラルンプール駅と同じ設計者が1917年に建てたものだ。
駅前はちょっとした広場になっていて、IPOHのサインの向こうに見えるのは1916年にできたタウンホール。
その並びには今も現役の高等裁判所に地方裁判所、
ロイヤル・イポー・クラブなどイギリス植民地時代からの建物が並ぶ。
街歩きを始めるのに、まずは駅の近くにあるインフォメーションセンターで地図をゲット。
ペナンの壁画が人気になって以来マレーシアのあちこちに壁画が出現しているが、このイポーにもいくつかあるとのことなのでこれらを捜し歩くことにする。
まずはインフォメーションセンターの目の前、コーヒー屋さんの壁にコーヒーを飲むおじさん。
紙飛行機の絵はペナンの壁画で有名になったアーネスト氏の作品。その隣はイポーを発展させた錫鉱山を表していると思うが、壁の汚れと一体化していささかわかりずらい。
他にもいくつか見つけたけれど、ペナンのものほどの工夫は少ないのでちょっと期待外れ。
旧市街の真ん中にはコンキュバイン(お妾さん)通りという路地がある。
窓から手を伸ばせば向かい側に届きそうな本当に細い路地、ここだけは若い観光客で大賑わいだが並んでいる店はどこにでもありそうな土産物や食べ物屋台ばかりでこれもがっかり。
それよりもイポーの旧市街は建物が魅力的。
典型的なショップハウスの間にちょっとアールデコっぽい建物があったり、
角地には窓のたくさんある大きな建物があったり。
そしてその間にコロニアル様式の建物が出現したりして街歩きが楽しい。
とは言え南国マレーシアはとにかく暑い!
古い建物にぴったりの雰囲気のカフェで一休み。
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