Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

アルメニアあれこれ

2015-06-30 16:24:30 | コーカサス
アルメニア・アルファベット

マテナダランでたくさん見たとおり、アルメニアのアルファベットは独特の形をしていておもしろい。

 ディリジャンのおしゃれな土産物屋にはこのアルファベットのタイルがあったのでお買い上げ。
 アルファベットは絵葉書やマグネットにもなっていて、絵葉書の「405」はこの文字が作られた年号らしい。

ジョージアのアルファベットも独特なので同じような土産物はないかと探したが、残念ながら見つからず。

 これはワイン工場にあったピクトさん。
このかわいいアルファベットもTシャツにでもしてくれればいいのに。


アルメニアの車

アルメニアのバスがガスボンベを積んでいる様子は以前にもお見せしたが、
 ボンベを積んでいなくてもすごいのが走っている。

乗用車もアゼルバイジャンやジョージアではほとんどドイツ車やトヨタだったが、アルメニアでは
 
 
素敵なソ連車がいまだ現役、田舎ではこんなのばかり、首都のイェレバンでもいっぱい見られる。

キューバは古いアメ車が見られるので有名だが、古いソ連車が見たいならアルメニアに行くことをお勧めする。


アルメニアの忘れな草

アルメニアに入国するとあちらこちらでかわいい紫の花のシンボルマークを見かけた。

 
我々の観光バスの扉にもあったし、他の車にも同じステッカー。
 ホテルの回転扉にも貼ってあるし
  
街中のモニュメントや看板にもなっている。

この花、ガイドに聞くと忘れな草だそうで、実はオスマントルコによるアルメニア人大虐殺100周年のシンボルマーク。
第一次大戦の時、ロシア軍と内通することを恐れたオスマントルコが帝国内のキリスト教徒であるアルメニア人をシリア方面へ強制移住させ、その過程で100万人以上が殺されたと言う大虐殺。
アルメニア国内は元より、イランにまで展示があった
4月24日には100周年追悼の大イベントがあったそうで、その名残か、ホテルの前の橋は紫の看板でいっぱい。
 
「決して忘れないぞ」と言う看板はトルコに謝罪を要求するスローガンだろう、なにやら日本の隣国も思い出す。

アルメニア人は昔から商業の才にたけ、キリスト教でも独自の宗派であるために海外の移住先でも自分たちだけの強固なコミュニティーを作ったという点、ユダヤ人と共通するところが多いように思う。
プライドが高く金を持っていると敵を作りやすいと言うことか。

かわいい花のシンボルは意味を知ると複雑なのだった。


にほんブログ村 旅行ブログへ  ←人気ブログランキングへ一票、お願いします。

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 増上寺の徳川将軍家墓所 | トップ | コーカサスのスーパー巡り »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (狸田ポン太)
2015-07-05 23:08:29
アルメニア文字
狸田、大好きポン~~
25年前だったら、新聞とか雑誌を買って帰ってきたはずポンが、最近は情報が簡単に手に入るようになったポンで、新聞類を買って帰ることをしなくなってしまったポン...


返信する
狸田ポン太様、 (Lunta)
2015-07-06 22:10:24
ユニークな文字は楽しいですよね。
アルメニアもいいけれどそれよりクルクルしたジョージアの文字が私は気に入ったのですが、土産物になったものが見つからなくて残念。
ちょっとミャンマーの文字に似てませんか。
返信する

コメントを投稿

コーカサス」カテゴリの最新記事