Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

ボルネオ一人旅 6 Borneo Nature Lodge

2020-03-12 19:16:20 | 東南アジア

1月23日 続き

セピロックを出て車は西へ。
 
道は拡幅工事中の所が多く、周りはパームやしの畑ばかり。
ボルネオのジャングル開拓はまずは材木の切り出し、それがサトウキビ、ゴム園と変わって今はパームやしになっているのだそうだ。

途中で進路を南東に変え、出発から2時間弱でスカウの船着き場に到着。
 
スカウはサンダカンの南東に位置しているのだが、湾をぐるっと回ってきた形。

船着き場からはボートに乗り換えて今夜の宿へ。
 
この茶色い川はキナバタンガン川。岸辺には大小いくつものリゾートが見えるが
 
10分ほどで到着したのは Borneo Nature Lodge

 
桟橋から上がって行くと受け付け棟があって、ここでジュースをいただきながらこのリゾートの説明を聞き、すぐにお部屋へ。

 あまり広くない敷地内には2部屋づつのバンガローが6つ、つまり全12部屋。
 
室内はごくシンプルだがファンもエアコンもあり、温水シャワーもあって十分。
 ちなみにここはエコロッジを標榜していて電気はソーラー。温水はエアコンの熱交換で作られるので、エアコンを入れないとお湯が出ないということにいささか矛盾を感じないでもない。
もう一つの注意点は猿が入り込んでいたずらするので窓を開けっぱなしにしないこと。部屋は土足厳禁だが靴も部屋に入れておかないと盗られるとか。
ただし自分の滞在中には見かけなかったし、蚊も出なくて快適だった。

荷物を片付けたらすぐにランチ。
 
食堂は受付の向かい側。掛かっているのはサバ州の旗。
 
料理はビュッフェで煮込み系のおかずにごはん、他にスープやフルーツ。
どれも味付けが良くておいしいが、ローカル色のない洋風ばかりなのはちょっと残念。
それというのもこの辺りのリゾートに来るのは欧米系の人がほとんどだそうで、時期的に春節休みの中国人でいっぱいではないかと心配していたのだが、蓋を開けてみれば自分の他はアメリカ人二人とオーストラリア人3人しかいなかった。

食後は部屋でダラダラと過ごし、夕方4時からリバー・クルーズへ。
同乗者はアメリカ人のお姉さんたち二人だけ、リゾートのマネージャー氏がガイドとして同乗してくれる。
 
ボートは川を下って行き、しばらくは遠くにサギぐらいしか見えなくてつまらなかったのだが、ボートが急に速度を緩めて川岸に寄ると
 ワニがいた!桟橋の遊泳禁止マークは伊達じゃない。

 
やがてボートが細い支流に入って行くと、綱を渡る第一サル発見。
  
と思うと川岸の木の間にいっぱいいた。体が小さく、尾の長いこいつらはカニクイザル。
 
流れてくるパームやしの実を食べるので川べりにたくさんいるとのこと。
ただしマネージャー氏、こいつらは悪さをする、と好きじゃないみたい。

 こちらは頭上にいたサイチョウ。
遠くからでもかなり大きいことがわかってかっこいい。

この支流ではカニクイザルばかり、と本流に戻ると対岸に他のボートがいる。
寄ってみると今度はテングザルの群れ。
 
ラッキーにも一群れに一頭しかいないオスの写真も撮れたが、名前の通り鼻が長い。
  
  
たくさんいるメスは子供を抱いているのが多いのだが
 
ちょっと鼻があるだけでどうしてこんなに人間ぽく見えるのだろう。表情は哲学的にさえ見える。

 日も沈んで2時間半のクルーズは終了。


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2 コメント

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Unknown (タヌ子)
2020-03-14 00:11:17
オランウータンはなんで孤児が多いのかしら?密猟?
カニクイザルは結構思慮深い眼差しだと思うのだけど、いたずらっ子なんですね。
カニクイザルの尻尾は何故そこまで長い必要があるのか?テングザルはなんの必要性があって鼻が長くなったのか?自然って本当に面白い。
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タヌ子様、 (Lunta)
2020-03-14 09:49:13
オランウータンは子育てに6年ぐらいかかって、その間に母親に何かあることもあるのでしょうが、かわいい子供がペットにされてしまったのが保護されることも多いんだそうです。
カニクイザルはしっぽが短かったらニホンザルを小型にしたような感じですね。しぐさもそれっぽい。
テングザルはここで見るまではそれほど興味がなかったんですが、哲学的な風貌に惹かれてしまいました。
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