7月17日
旅もここからが本番、14年ぶり2回目のスピティ谷へ向かうべく、まだ暗い5時にホテルを出発。
車はトヨタのイノーバというミニバンが2台、一台の運転手は昨日デリーから来た男がそのままだが、代えがいないというので山本氏が厳しく見張ることに。
もう一人はダラムサラの出身だと言うが、やはりこちらの方が山道の運転に慣れていてうまい。
マナリを出るとすぐにロータン・パスへの登り道になるが
外は激しい雨で景色はほとんど見えず。
標高3978mのロータン・パスも霧の中なので停まることなく通過。
峠を越えて反対側に出ると、ようやく景色が少し見え始めた。
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九十九折の道を下り、昨年キーロンから通ったコクサールの手前で道は分岐して、いよいよスピティ谷方面へ。
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峠の下の斜面は大きな岩だらけ、薄い表土によく木が生えると感心する。
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道路の下を並行して流れているのはチャンドラ川、反対側の斜面には羊がゴマ塩のようにちらばっている。
山の斜面からは下の川に向かっていくつも細い流れが落ちているが、我々の一台がその一つでスタック。
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するとすぐに後続の車から人が降りてきて、車を押したり、タイヤの下の石を動かしたりと助けてくれる。
何しろこの細い道、一台が動けなくなったらみんな動けないのだから。
と、ここはそれほど時間もかからず通過できたのだが、この先に最大の難所が待っていた。
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水が滝のように落ちてきて路面に大きな石がゴロゴロしている所に、荷物を満載した大型トラックがはまってしまっている。
大勢の人が押したり引いたりいろいろしているが、トラックは微動だにせず、これは時間がかかりそう。
ということで、ここでホテルからもらってきた朝食のお弁当を食べ
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周辺に咲いている花の写真など撮って遊ぶ。
そうしているうちにも待っている車の列はどんどん伸びる。
やがてトラックを少し脇に寄せられたのだろうか、先頭の車がトラックの横をすり抜けることに成功。
他の車も後に続こうとするが、これがまたスタックしてしまって大変。
どのドライバーも苦労する中、一人のドライバーが実に運転がうまくて、彼がこの難所を我々のも含めて他の車もうまく通してくれた。
周りで見守っていた乗客たちからは拍手喝采。
それにしてもいつもは身勝手としか思えない運転をするインド人、こういう時の協力の仕方には心底感心する。
結局この難所を通過するのに2時間掛かったが、これぐらいのタイムロスですめば御の字。
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この先は谷もますます深くなって緑は減って行くが、天気が良くなってきているのがうれしい。
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チョッタダーラで標高3700m、この辺りは河原に大きな岩がゴロゴロしていて道もガタガタ。
道路状況は14年前とさほど変わらないようだ。
尖った山の斜面の氷河など見るうち、チャンドラタールとの分岐点に到着。
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標高4000m弱のこの場所に食堂テントがいくつかあるので、14時近く、ここでお昼。
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こういう所で食べるマギーはおいしいのだ。
ここから本日の宿泊地まではあと100キロほど。
昼食後にヒッチハイクをしていたイスラエル人のおねえちゃんを2人乗せてあげたが、1年半の兵役(男子は3年)を終えて世界中を気の向くままに旅行しているとのこと。
動くのが好きらしくて「日本でもトレッキングできる?」なんて聞いていたが、行き先の文化にはほとんど興味がなさそうだった。
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旅もここからが本番、14年ぶり2回目のスピティ谷へ向かうべく、まだ暗い5時にホテルを出発。
車はトヨタのイノーバというミニバンが2台、一台の運転手は昨日デリーから来た男がそのままだが、代えがいないというので山本氏が厳しく見張ることに。
もう一人はダラムサラの出身だと言うが、やはりこちらの方が山道の運転に慣れていてうまい。
マナリを出るとすぐにロータン・パスへの登り道になるが
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標高3978mのロータン・パスも霧の中なので停まることなく通過。
峠を越えて反対側に出ると、ようやく景色が少し見え始めた。
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九十九折の道を下り、昨年キーロンから通ったコクサールの手前で道は分岐して、いよいよスピティ谷方面へ。
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峠の下の斜面は大きな岩だらけ、薄い表土によく木が生えると感心する。
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道路の下を並行して流れているのはチャンドラ川、反対側の斜面には羊がゴマ塩のようにちらばっている。
山の斜面からは下の川に向かっていくつも細い流れが落ちているが、我々の一台がその一つでスタック。
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するとすぐに後続の車から人が降りてきて、車を押したり、タイヤの下の石を動かしたりと助けてくれる。
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と、ここはそれほど時間もかからず通過できたのだが、この先に最大の難所が待っていた。
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水が滝のように落ちてきて路面に大きな石がゴロゴロしている所に、荷物を満載した大型トラックがはまってしまっている。
大勢の人が押したり引いたりいろいろしているが、トラックは微動だにせず、これは時間がかかりそう。
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周辺に咲いている花の写真など撮って遊ぶ。
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どのドライバーも苦労する中、一人のドライバーが実に運転がうまくて、彼がこの難所を我々のも含めて他の車もうまく通してくれた。
周りで見守っていた乗客たちからは拍手喝采。
それにしてもいつもは身勝手としか思えない運転をするインド人、こういう時の協力の仕方には心底感心する。
結局この難所を通過するのに2時間掛かったが、これぐらいのタイムロスですめば御の字。
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この先は谷もますます深くなって緑は減って行くが、天気が良くなってきているのがうれしい。
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チョッタダーラで標高3700m、この辺りは河原に大きな岩がゴロゴロしていて道もガタガタ。
道路状況は14年前とさほど変わらないようだ。
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標高4000m弱のこの場所に食堂テントがいくつかあるので、14時近く、ここでお昼。
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こういう所で食べるマギーはおいしいのだ。
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昼食後にヒッチハイクをしていたイスラエル人のおねえちゃんを2人乗せてあげたが、1年半の兵役(男子は3年)を終えて世界中を気の向くままに旅行しているとのこと。
動くのが好きらしくて「日本でもトレッキングできる?」なんて聞いていたが、行き先の文化にはほとんど興味がなさそうだった。
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とにかく山間部が好きでよく行ってますね。
やはりその女性は、
ヒンディー語の勉強とかインド文化とか全く興味ないですね。
同じように2年半前から学校に通ってますが・・・
落第して同じ学年をもう一度やってます。
山に登る為に学生ビザを取ってるので、
学習意欲はなく・・・行動は全く変わっていません。
私もこの夏のザンスカールでずいぶん助けられました。
イスラエル人、概ね物価が安くハッパが楽しめるところが好きみたいですね。
昔、ダラムサラに向かう夜行バスの隣がイスラエル人でしたが、
「ダライラマ?それ何?チベット仏教なんて全然知らないね。興味もないよ」と言われ、
旅の目的(彼のそれはハッパでした)は人それぞれだとしみじみ思ったものでした。
こんな状態の道路なのに、意外と交通量は多いんですね。
まあそれだから嵌っても助けてもらえるのだろうけれど。
私は高所恐怖症ではないけれど、ガードレールのない山道が苦手なので、ここはずっと手に汗握る状態になりそう。
テント食堂への食料の調達も大変そう。
↓インドは物価が安い国だと思っていたので、デリーの物価の高さにびっくり。
学生ビザのためだけに在籍ですか。
それでもそのチリ人、学校に出て来るだけでもましかも。
せっかくインドにいながら山以外に興味を示さないのはもったいない気がしますよね。
una@Barcelona 様、
夏の北インドはイスラエル人だらけですね。
若い時にまとまったお金と時間があって世界中を旅できるのはうらやましいことだけれど、よその文化に目を向けようとしない者が多いのが残念。
少し目を開けば自分たちの国が他からどう見られているか、よくわかるはずなのにね。
タヌ子様、
スピティではこの道以外にはルートがないので、決して交通量が多いとは言えませんが、それなりにバスやトラックも走ってるんです。
絶景ルートですが、それほど怖い道じゃないですよ(笑)。
インドもデリーなどの大都市のきれいな店では東京並みの物価。
でもこの辺りまで来るとマギー1杯5,60円です。
ほとんど学校に来ませんね。
旅行に行ってればFBにアップしてるので解るんですが。
学生VISAの取得が目的で学校に来ないのは、
この人以外にも結構います。
K国人はビジネスやってるみたいです。
旅行目的より悪いですね。
収入を得ても税金は払ってませんし。
ひどいところだと生徒がほとんど誰も来ないそうな。
インドの場合はヒンディーができなくても英語でなんとかなっちゃいますものね。
K国の人たちもたくましい。
インドでは・・・・全く関係ないです。
見せしめに取り消せばいいのに!と思います。
学費は一年分前払いですから、学校は痛くもかゆくもないです。
K国人の凄い所は家族で来ている事です。
学生VISAで奥さんと子供2人とか・・・
子供は学校に行ってますから・・・
無収入の学生では生活費が賄えない事くらい誰にでも解ります。
それも1年じゃなく3年とかいますけど(笑)。
毎年、外国人登録の際に彼らが簡単に登録できないのは、
インドの入管も解ってるからだと思います。
K国料理屋とか?どこの国でも増えましたよね。
母数の多いC国はともかく、人口では日本よりずっと少ないお隣の国、世界中でプレゼンスが高くて、日本の斜陽を実感します。
> いつもは身勝手としか思えない運転をするインド人、こういう時の協力の仕方には心底感心する。
身勝手とか協力的とか・・・悪意も善意もなく現実的!って気がします。
食堂テント・・・営業許可と衛生管理とかは関係なさそうなのが、いぃと言うか怖いと言うか・・・。
> 夏の北インドはイスラエル人だらけ・・・
イスラエル人が行くところって、ユダヤ人差別がない国のような気がします
外見ではわかりにくいですけど、日本にも結構いてはりますね。
> お隣の国、世界中でプレゼンスが高くて、日本の斜陽を実感します。
姉が独立した頃のリガ(ラトビア)に行った時は「ソニー」の看板が目立ったそうですが、
3年前に私が行ったときはサムスンが一番デッカイ看板でした。
欧州の国々が日本を見た目も、現在のK国を見る私達の目と同じだったのでしょう。
食堂テントの衛生管理は考えたこともありませんでした。
神経質な人はそもそもこんな所に行こうなどと考えないでしょうね。
Made in Japanも昔は安物低品質の代名詞、隣近所の皆さんもやがては成熟なさると期待します。