Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

大森で南インド料理 「ケララの風」

2009-08-09 14:19:33 | 食べ歩き
旅行仲間の旅写真を見せてもらうため大森へ。
最近増えてきた南インド料理の店へ向かう。

南インド料理 ケララの風


駅前の商店街の中にある小さな間口の店。
 中は奥に長くてインド料理屋というより喫茶店みたい。

メニューや壁の御品書きから珍しそうなものを中心に注文。

 前菜のフィッシュフィンガーとマトンピクルス。
干し肉のようなマトンが入ったソースはピクルスと言うだけあって酸っぱくて辛い。どうやって食べるのかとまどっちゃったけど、好きなものにつけて食べればいいのかな。

 南インドの朝食でおなじみ、ワダ。ちょっとねっとりした生地も、ついてきたサンバルとココナッツチャツネもケララで食べた味のまま。

 
左はヘビウリという1メートル以上もある長ーい瓜の料理。右は冬瓜のココナッツミルクシチュー。どちらもやさしい味だけれどスパイス使いがエキゾチック。うまい。

 
普通の鶏唐揚げに見えるポリチャ コリも食べてみると味付けが全然違う。右のビーフ ペッパーフライは容赦なく辛い。
 サラサラとしたフィッシュカレーも魚のだしがよく出ておいし~。

そしてデザートのヴァタラッパン
 ジャガリー(ヤシの粗糖)のプリンはこれまた容赦なく甘い。

この店は日本人のオーナーが自らシェフを務め、家族で運営されているようだが、味は先日のインド人経営の「ダクシン」よりケララで食べたものに近いと感じる本格派。辛さの中にさわやかさを感じる味が湿った日本の夏には北インドの料理より合っているように思う。

値段もとても良心的なのだが、野菜料理などとても小さな器に小さなスプーンが付いてくるだけなのはちょっと食べにくい。
ここはごはんをもらって上に掛けるインド風で食べるべきだったか。
お昼にはミールスがあるようなのでそれも食べてみたい。脚の便さえもうちょっと良ければなあ。


それにしてもFさん、ローマンタン、自分も行きたいっす。


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コメント (4)
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バンコクで花を喰らふ

2009-08-07 17:35:42 | 東南アジア
先日バンコクでちょっとおもしろいレストランに行った。

名前は ルアン・マリカ

ホテルのドアマンに行き先を告げると知っていたらしく、タクシーの運転手に詳しく行き方を説明してくれた。それでも迷うくらい変なところにある。

と言っても辺鄙なところというわけではない。バンコクの中心、スクムビットとラマIV世通りの間にあるのだが、ちょいと怪しげなマッサージ屋の連なる通りからさらに庶民的な家の並ぶ小路に入ってしばらく行く。すると突然木の茂る庭先に赤い看板が見え、しゃれた入口が見えてそこと分かる。
 中は木造の一軒家。でもほとんどの人は扇風機のまわる中庭のテーブルについている。

テーブルの上には分厚い写真アルバムが乗っていて、それがこの店のメニュー。すべて写真付き、材料まで英語で書いてあるのでわかりやすい。

たくさんの料理の中から選んだ1品目はこれが試したくてここまで来た
 
花のてんぷら。6~7種の花がてんぷらよりもパリパリと軽い衣をつけて揚げてある。味はほとんどわからないものが多いが、中には山菜のような風味のものもありおもしろい。揚げる前の花も見られたらもっと楽しいだろう。

  
左はグリルポークとバジル、真ん中の大量の揚げハーブの下にはソフトシェルクラブが隠れている。
そしておもしろかったのが右の皿。金魚の水槽に入っている水草のようなものがてんこ盛りに揚げてあり、これに辛いソースであえたシーフードをかけて食べる。出てきた時はその姿に驚いたが、この金魚の水草のような海藻がパリパリとおいしいのだ。

このレストランの料理は辛いものは結構容赦なく辛く、ハーブの香りが効いてパンチがある。
選んだ料理が揚げ物ばかりになってしまったのは自分のミス。
ちょっとひねりを効かせたここの料理はもっといろいろ食べてみたい。

いかにも熱帯の夜らしい気分の味わえる中庭も気持ちがいいし、ここは再訪決定。

詳しいお店の情報はこちら↓
ルアン マリカ


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まっず~い飲み物

2009-08-06 01:04:46 | コレクション
先日のシリアの飲み物、一つご紹介し忘れた物があった。

それがこちら↓
 まるで水槽のような容器に入った真っ黒い飲み物、コップであおる人が大勢いるので覗いていたら、「飲んでごらん」といっぱい差し出された。

見守る人の目つきからして怪しいが、ここでひるんでは女がすたる。では、と飲んでみると

まず!

苦いんだけれどその中に甘みが潜んでいて、それがまずい。
中国の漢方茶のような感じで、甘みも多分甘草のようなものだと思う。この甘草ってやつがきらいなんだよな。

思いっきりまずそうな顔をしてあげたらお店の人も周りの人も満足顔。
みんな一気にあおるように飲んでいるのはまずいからなのね。
それにしてもこの黒い液体、何でできていて何にいいやら。こういうものは効能書きがないと飲めない。


これほどまずい飲み物はほかにそうそうあるまい、と思っていたら、先日のシンガポールでまた遭遇してしまった。

仕事で入った会議室、並んでいるジュース類がまずどれも怪しい。
 朝鮮人参の絵がついたのやら、へちまのジュースやら。
まあ、こういう漢方系は台湾や香港でもよくみかける。

しかしここで見慣れぬ缶を発見。
 書いてある文字からしてマレー系、Dr.PepperかCherry Cokeを思わせる缶の色がすでに怪しいが、こうなると試してみなければ気が済まない。

そこでプシュッと一口

げろまず!

アンメルツに炭酸入れたらこんな味になるだろうという、そんな味。
2口すすって、それ以上はどうしても飲めなかった。
そばにいたシンガポール人に「みんなこれが好きなの?」と聞いたら、「みんなってわけじゃない」だって。

シンガポール、おそるべし。


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花火と自然食と宗吾霊堂

2009-08-04 12:33:02 | 食べ歩き
この週末は実家の近所で花火大会。

あの花火の音ってのは聞くとじっとしてられない。聞こえると「どこ、どこ?」とそわそわしてしまうほど花火が好き。

そんなわけで、ローカルなしょぼい花火大会だけど
 
 
マンション屋上の特等席でカメラ片手に満喫。

ただ残念だったのはお天気。
このしょぼい花火大会の最大の売りであるトリの尺球が、低い雲に隠れてしまってほとんど見えなかったのだ。
ああ、これが楽しみだったのに。お腹に響く音だけ味わって花火大会終了。

翌日は地元の旧友とお昼を食べにお出かけ。
先日紹介したパレスチナ・オリーブを扱っている店があるというので意外や宗吾参道へ。

宗吾霊堂の門前になにやら不似合いな店構え。
 入り口に張り紙があるので読んでみると、「ここでの営業は本日が最後です」
うわー、なんだか知らんが間に合ってよかった。

胸をなでおろしつつ店内に入る。
 
土色でまとめられ、アジア各地の布を配されたインテリアは店主の主張が感じられ、でも居心地の良い空間。

そしていただいた本日の玄米定食。
 
ベジタリアン・メニューだけれどグルテンの揚げ物などボリュームにも配慮され、具沢山のお味噌汁やデザートの小豆まで優しい味でおいしい。

こんな店が近所にあったら頻繁に通うのに、と思うが、9月からは成田にお引越しなのだそうだ。
HP,まだ更新されていないがご参考まで。
ギャラリー&自然食レストラン FURA

食事の後はせっかくここまで来たのだから、と目の前の宗吾霊堂にお参り。

佐倉宗吾というのは江戸四代将軍の時、藩の圧政に耐えかねて将軍様に直訴し、農民を助けたと言う地元のヒーロー。
 しかし将軍様への直訴は禁止されていたので、訴えは聞き届けられたものの子供4人ともども処刑されてしまったと言う。その墓がここにあるわけだが
  
個人を祀るにはひどく立派なお堂。ここは今では厄除けの寺として羽振りがいいらしい。

本堂の他にもいくつか大きなお堂が建ち、敷地の奥には「佐倉宗吾御一台記念館」なんてのまである。
 
宗吾様直訴から処刑までのストーリーを人形で再現とあり、好奇心の虫はうずいたが入場料700円にケチの虫が勝ってしまった。

地元にもいろいろあるのねえ。


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シリアののみもの

2009-08-01 02:18:32 | 中近東/北アフリカ
シリア旅行中に飲んだ物。

 名前が素晴らしい、ウガリット・コーラ。味は普通のコーラだと思うけど、普段めったにコークもペプシも飲まないのでよくわからない。

 
アレッポ城前のカフェで飲んだ物2つ。左は何のジュースだったか、おしゃれだけどかなり甘かったような。
右は衝撃的、クミンレモン。ホットレモネードに底に溜まるほどたっぷりとクミンが入っている。ジュースではなくスープのようなものと思って飲めば飲める。

しかしこの旅行中にひたすら飲みまくったのはヨルダンではまったミントレモン。
   
左からアレッポのスィスィ・ハウス、アレッポ城前のカフェ、ダマスカスのアル・カワリ、同じくダマスカスのナランジのもの。アル・カワリのはミントを漉してあるらしくて葉が浮いていない。寂しい見た目だが味は悪くなかった。
 でも今回ベストのミントレモンはこれ。ダマスカスのスークで歩き疲れ、適当に入ったカフェでこれが出てきた時はびっくりした。プレゼンテーションも素晴らしいが、シャーベットになったミントレモンがさわやかで言うことなし。もう一度これが飲みたい!

ところでシリアで「のむもの」としてポピュラーなのは水タバコ。
ヨルダンのカフェでもよく見かけたが、シリアで驚いたのはカフェだけではなく、どこのレストランでも食前から食事中まで、男性も女性もとにかくよく吸っていること。
 
 そのためどのレストランにもウェイターとは別に水タバコ専任が何人かいて、常に炭の補充をして回っている。
  我らがドライバー、アリー氏も食後の一服。
水タバコはこんな風にゆったり嗜むのがさまになる。

 
気に入ったなら町の専門店や露天でもパイプが買えるし、空港にはアタッシェケース入りの携帯用水パイプまで売っている。

お一ついかがでしょう。


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