2月5日 続き
今回の旅のテーマの一つはプラナカン。
プラナカンとはマレーシアやインドネシアが植民地だった時代に移住してきた中華系の人々のことで、交易を生業としつつ定住して、現地や西洋風の文化を自らの文化と融合させた。
マラッカやシンガポールと共にこのペナンも彼らの一大拠点だったので、少し日が傾いてからお出かけ。
来週に迫った旧正月の準備か、赤い提灯で飾られた道を歩いて「ペナン・プラナカン・マンション」へ。
このお屋敷は19世紀末にこの地の有力者が建てたものだそうで
吹き抜けの中庭を囲む各部屋はどこもかしこも細かい装飾だらけ。
部屋を飾るのは集められたアンティークだが
いかにも中華な家具や建具と、西洋風のタイルやシャンデリア、食器類が共存しているところがプラナカン。
結婚式の引き出物などを入れたと言うこの籠が欲しい。
西洋風の噴水のある中庭を通って隣の建物に入ると、そこは宝石博物館。
入って右手は刺繍のギャラリーになっていて
洋の東西を問わず、高貴な女性やお金持ちの奥様は刺繍ぐらいしかすることがなかったようだが
プラナカンの場合には特に細かいビーズ刺繍が特徴的で、しかもなぜかサンダルがいっぱい。
これ、本当に履いて歩いたのだろうか。
左手は主に金の装飾品を集めた部屋で、こちらは撮影禁止。
でもこれだけは面白いので写真を撮らせていただいた頭飾り。
頭のてっぺんに髷を作り、まわりをジャスミンなどの花で飾って金のかんざしをさしていたらしい。
こってりしたエキゾチズムを満喫した後はスーパーの下見などして、ペナン最初の夕食は飲茶と決めていた。
ところが6時過ぎにお目当ての店に行ってみるとシャッターが閉まっている。今日が定休日とは聞いていなかったが。
しかたがないのでキャンベル通りをうろついてみると、おいしそうなインド料理屋を発見したので予定変更。
名前にあるからには、とタンドーリ・チキンを注文してみると、これが炭火焼の香りが何とも香ばしくてすごくおいしい。
もう一つは野菜のムルタバを頼んでみると、パリパリの皮の中は意外にもオムレツ。
キャベツや玉ねぎがいっぱい入ったやさしい味のムルタバをカレーソースにつけると、これもおいしい。
これに飲み物2つでお代は22.25リンギット、2人でシェアしたのでなんと一人300円ちょっと。安すぎる。
ところでこの店の入り口付近に座っていると、料理はすべて外から運んでくるし、料理を盛った皿を持ったお客さんが次々に入ってくる。
実はテーブル席のある店の2,3軒先に厨房があって
店先では愛想のいいおじさんがムルタバを焼いているし、奥にはカレー版ぶっかけ飯のナシ・カンダーのカウンターがあった。
皿を持ったお客さんたちはここで好きなものを選んでいたわけで、これも食べてみたかったけど、チキンもムルタバもおいしかったので満足。
明かりの灯った宿もいい感じで、初日からなかなか快調。
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今回の旅のテーマの一つはプラナカン。
プラナカンとはマレーシアやインドネシアが植民地だった時代に移住してきた中華系の人々のことで、交易を生業としつつ定住して、現地や西洋風の文化を自らの文化と融合させた。
マラッカやシンガポールと共にこのペナンも彼らの一大拠点だったので、少し日が傾いてからお出かけ。
来週に迫った旧正月の準備か、赤い提灯で飾られた道を歩いて「ペナン・プラナカン・マンション」へ。
このお屋敷は19世紀末にこの地の有力者が建てたものだそうで
吹き抜けの中庭を囲む各部屋はどこもかしこも細かい装飾だらけ。
部屋を飾るのは集められたアンティークだが
いかにも中華な家具や建具と、西洋風のタイルやシャンデリア、食器類が共存しているところがプラナカン。
結婚式の引き出物などを入れたと言うこの籠が欲しい。
西洋風の噴水のある中庭を通って隣の建物に入ると、そこは宝石博物館。
入って右手は刺繍のギャラリーになっていて
洋の東西を問わず、高貴な女性やお金持ちの奥様は刺繍ぐらいしかすることがなかったようだが
プラナカンの場合には特に細かいビーズ刺繍が特徴的で、しかもなぜかサンダルがいっぱい。
これ、本当に履いて歩いたのだろうか。
左手は主に金の装飾品を集めた部屋で、こちらは撮影禁止。
でもこれだけは面白いので写真を撮らせていただいた頭飾り。
頭のてっぺんに髷を作り、まわりをジャスミンなどの花で飾って金のかんざしをさしていたらしい。
こってりしたエキゾチズムを満喫した後はスーパーの下見などして、ペナン最初の夕食は飲茶と決めていた。
ところが6時過ぎにお目当ての店に行ってみるとシャッターが閉まっている。今日が定休日とは聞いていなかったが。
しかたがないのでキャンベル通りをうろついてみると、おいしそうなインド料理屋を発見したので予定変更。
名前にあるからには、とタンドーリ・チキンを注文してみると、これが炭火焼の香りが何とも香ばしくてすごくおいしい。
もう一つは野菜のムルタバを頼んでみると、パリパリの皮の中は意外にもオムレツ。
キャベツや玉ねぎがいっぱい入ったやさしい味のムルタバをカレーソースにつけると、これもおいしい。
これに飲み物2つでお代は22.25リンギット、2人でシェアしたのでなんと一人300円ちょっと。安すぎる。
ところでこの店の入り口付近に座っていると、料理はすべて外から運んでくるし、料理を盛った皿を持ったお客さんが次々に入ってくる。
実はテーブル席のある店の2,3軒先に厨房があって
店先では愛想のいいおじさんがムルタバを焼いているし、奥にはカレー版ぶっかけ飯のナシ・カンダーのカウンターがあった。
皿を持ったお客さんたちはここで好きなものを選んでいたわけで、これも食べてみたかったけど、チキンもムルタバもおいしかったので満足。
明かりの灯った宿もいい感じで、初日からなかなか快調。
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