東京自転車少女(3) (アース・スターコミックス) | |
クリエーター情報なし | |
泰文堂 |
・わだぺん
憧れの東京ガールになりたいと、島から出てきた少女・島野いるかを中心に、4人の豊珠高自転車天使部の少女たちが、練馬区の魅力を紹介するするという物語のシリーズ3巻目。
前巻で、部のスポンサーである上様からのミッションがコンプリート出来なかったため、この巻では、ペナルティとして、加藤さんの愛車を痛チャリ化することに。練馬で行われる「照姫まつり」のPRをするためだ。
照姫というのは、練馬に伝わる伝説の美女のことである。ちなみに、加藤さんはあまりの美少女ぶりに、あちこちで照姫の再来扱いされている。
今回はミッションにだいぶ振り回された観のある加藤さんだが、加藤さんラブのいるかとの距離はまたまた縮まったようだ。おまけに、近寄りがたいと思われていたクラスメートたちとも話をするきっかけができたのである。
最初はかなるかなりツン度の高かった加藤さんだが、この巻ではだいぶキャラが面白い人に変わってきている。そしてどんどん可愛らしくなっている。痛チャリ化の方法をOBから教えてもらおうとかわい娘ぶる加藤さんは見ものだ。ただしこの萌え攻撃は、今回そのOBには珍しく通用しなかったのだが。
さて、加藤さんの運命やいかに。可愛らしい自転車少女部の少女たちの物語は、まだまだ続く。
☆☆☆☆☆
※本記事は、書評専門の拙ブログ「風竜胆の書評」に掲載したものです。