ゆりてつ(4) (サンデーGXコミックス) | |
クリエーター情報なし | |
小学館 |
・松山せいじ
とっても可愛らしい百合ケ咲女子高校鉄道部員の少女たちが、鉄道の魅力を紹介するこの漫画も、これが最終巻。前作の「鉄娘な三姉妹」から数えると、足掛け5年となる鉄道漫画が終わってしまうのは少し寂しい気がする。
この作品に登場する「ゆりてつ」メンバーは、部長の日野はつね、部員の能登まみこ(撮りテツ)、石塚まろん(食べテツ)、鶴見はくつる(乗りテツ+オタク)、そして付録として顧問の滝沢このみ(模型テツ)といった面々だ。このみ先生も含めて、みんなはつねが大好きで、ことあるごとに彼女を取り合って大騒ぎ。でも本当は、みんなとっても仲良しで、いつまでも5人でつながっていたいのである。
そんなゆりてつ部が存続の危機に? メンバーがみんな3年生になるので、新しい部員を入れないと、彼女たちが卒業すると、部が消滅してしまう。のんきなゆりてつ部員たちは、某人気漫画のように、ずっと時間が無限ループをしていると思っていたらしいが、そうは問屋が卸さない(笑)。新入部員のスカウトにと、東北新幹線で青森に・・って、結局鉄道に乗りたかっただけ? 果たして、無事にゆりてつ部を次の世代に繋げることができるのか。
相変わらず、可愛らしい少女たちがわいわいと鉄道旅を続ける様子はとっても楽しい。このみ先生はほとんど飲んだくれている感じだが、しんみりさせるようなシーンもあったりしてなかなかいいキャラを出している。
なお、この巻では、読者サービス?として、唯一の巨乳キャラであるこのみ先生の入浴シーンがあったり、後ろ側のカバーには、同じくこのみ先生のビキニ姿が描かれているのでこちらも必見。
☆☆☆☆☆
※本記事は書評専門の拙ブログ「風竜胆の書評」に掲載したものです。