厳島献備常夜灯
これは宇品橋の下にある「厳島献備常夜灯」。夜間航行する船の安全を図るために設置されたものである。現在はこの常夜灯の南側にもずっと陸地が広がっているが、それは長い間に埋め立てられたことによる。今はこのあたりは太田川の支流のひとつである京橋川の河口のようになっているが、昔はこのあたりまで海が来ていて、船が通っていたということだ。銘には、「寛政5年(1793)厳島明神に献備する」と書かれており、200年以上も前のもののようである。この常夜灯についてはまったく知らなかったのだが、たまたまこの辺りを歩いていて見つけた。自分の足で歩くと、いろいろ変わったものが見つかり面白い。
お稲荷様
この常夜灯のそばに、お稲荷様を祀った祠がある。常夜灯との関係はよくわからなかったが、この場所には、かって樋門があり、水害などを防止するために使われていたらしいので、なにかそれと関係があるのだろうか。
○ソルコムの株主総会に出席(広島市を歩く143)