文理両道

専門は電気工学。経営学、経済学、内部監査等にも詳しい。
90以上の資格試験に合格。
執筆依頼、献本等歓迎。

だがしかし1

2017-04-16 10:20:30 | 書評:その他
だがしかし 1 (少年サンデーコミックス)
クリエーター情報なし
小学館

・コトヤマ

 以前テレビアニメでも放映されていたこの作品。主人公は鹿田ココノツという田舎の駄菓子屋の息子。ちなみに高1。本人は漫画家志望だが、父は彼に駄菓子屋の九代目を次いでもらいたい。

 そんな彼らの前に突然現れたのが枝垂ほたるという美少女。「枝垂カンパニー」という菓子メーカーの令嬢なのだが、その駄菓子愛は半端じゃない。駄菓子のことになるとやたらテンションが高くなってしまうのだ。

 彼女はココノツの父親のヨウをスカウトに来たのだが、目的を達成するためには、ココノツが駄菓子屋を継ぐ必要がある。ということで、ほたるはココノツに駄菓子屋を継がせようとこの地に留まることになる。

 この作品はココノツ、ほたる、ヨウそしてココノツの幼馴染である遠藤兄妹たちの繰り広げる駄菓子コメディと言ってもいいだろう。作品中には、いろいろな駄菓子が登場して、熱く蘊蓄が披露される。これまであまり駄菓子を食べたことのない人も、この作品を読めばちょっと試してみたくなるだろう。

 ほたるは、一見つんつんお嬢様キャラだが、実はかなり違う。駄菓子について語りだすと止まらないというなんとも変なキャラなのだ。寄り目が可愛らしいところがチャームポイントか。

☆☆☆☆

※初出は「風竜胆の書評」です。

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