(3)巻~(5)巻(完結巻)のレビューとなります。
このお話は一言で言えば、容姿端麗、頭が良く、爆乳を超える超乳の持ち主高床式草子さんと、普通の男子高生根住中也君の織り成すラブコメだ。草子さんはエロ知識を仕入れることが大好きで、それを話さずにはいられない。しかし昔のトラウマから、もっぱら草子さんのエロ知識を聞くのは彼氏の根住君の役目である。
なんと草子さんはカップが1段階あがり、めでたくJからKになった。これをK点越えというらしい(3巻)。いや越えてないからね。でも実際にKカップの人ってAVくらいで、そこらを歩いているのを見たことがないんだが。
根住君の従姉が結婚した。従姉夫婦の初夜を根住君と草子さんは、延々6回戦分も覗くことになってしまう。実はプレゼントを置いて隠れているうちに二人とも寝てしまったのだが、帰ってきた従姉夫婦が、二人が隠れているのを知らずに、リビングでおっぱじめてしまった。(4巻)
根住君草子さんからコンドームを渡されドキマギしたけど、実は、手作り疑似おっぱいをつくるための材料。(4巻)
しかし、根住君、そのおっぱいを使って女装し、草子さんのブラを買いに行くというのはどうなんだ。
草子さんの両親が4巻に出てくる。草子さんの妹と思いきや、実は草子さんの父親。女装が趣味で、根住君が大ファンのエロ漫画家だったらしい。でも、徹夜明けで原稿を描くと、その姿はどこのオッサンやというくらいに変わってしまう。髭をそっただけで元の状態に戻るというのが不思議だ。
草子さんのKカップは母親からの遺伝のようで、お母さんは草子さんに負けないくらい大きい(何が)。
最後の巻(5巻)では、草子さんが根住君の告白をOKした理由が明らかになる。理由が分かり、二人の仲はますます深まったようだ。
その他、エロ知識が満載。例えば9月22日は1年で最もパンチラが起こりやすい日だという。その理由は、統計上パンチラに適した風速5mの風が1年で最も吹く日だからだそうだ。
最後は、二人が初体験する手前で終わっているのがちょっと残念。草子さんのエロ知識が何とも言えないくらい面白かったのだが、もう聞けないと思うと少し寂しい。できれば続編を出して欲しいものである。
☆☆☆☆☆
※初出は、「風竜胆の書評」です。