チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

BMW Z-4 SPORTボタン

2014年05月13日 | 日々のこと

雨、25度、90%、雷注意報

 BMWのZ-4に車を替えて一年が経ちました。マツダのロードスターは、20歳の古い車でした。何一つしゃべらない、エアーバックなんて代物も積んでいない軽い車体、幌の開け閉めも手動ですから、走行中に雨が降り出すと路肩に寄せ雨に濡れながら幌を閉めたものです。

 車を替えたことをご存知の方からは、どうですか?と車の乗り心地をよく尋ねられます。改めて言うべくもなく、それはそれは快適になりました。アクセルを踏み込んでからの車の動きが違います。何分にも坂また坂を上がって家に帰ります。ロードスターだって、決してよっこらさっと鈍い車ではありませんでしたが、まあ、BMWは軽やかに坂を上がってくれます。そうそれに、幌の開け閉めは自動ですからね、急な雨だって、片手の動作でものの20秒足らずで幌は閉まってくれます。

 私の住む香港島は、古くからの市街地では道幅も狭く、ピークに向かう山道、香港島南を走る道などはカーブも多いにも関わらず片側一車線、そんな道を例の2階建てバスが堂々と走っていますから、対向して来る車はカーブから現れた大きな車に戸惑います。数珠繋ぎに走る車の列ですから、大きな事故がないのかもしれません。

 ビクトリア湾を埋立てて、海沿いに新しく東西に伸びる車専用の道が出来ました。その一本山よりの道も片側4車線の車専用の道です。それでも車は混雑します。車飽和状態です。これが、海を渡って九龍サイドに入ると、古くからの街の道はやはり細くごちゃごちゃしていますが、香港島に比べると2階建てバスが走っていようが、気にならなくなります。それに、今では中国シンセンとを結ぶ高速道路が出来、北に北に開けて行く住宅街をつなぐ自動車専用の高架道路も完備しています。

 香港の道の話ではありません。私の車の話です。この一年、ただの一度も使っていないファンクションがあります。 ギアのすぐ横にある小さなボタン、SPORTと書かれています。車によってはやや違いますが、180キロ以上を出す時には、このボタンを押すのだそうです。私、まだ押したことがありません。もちろんこんなボタン古いマツダのロードスターには付いていませんでした。

 ひじょうにこのSPORTボタンを押してみたい誘惑に駆られます。道だって、自動車線用の高速道路が完備されています。この道路の速度制限は70もしくは100です。押したくても押せない大きな理由は、一番は、私の運転能力です。おまわりさんにスピード違反で捕まるより、運転能力を危ぶむ自分が先にいます。それに、なんといっても、車が多すぎます。余程の深夜、早朝なら車も少ないのでしょうが。

 スピードメーターは260キロまで表示があります。まさかそんなスピードが出せないことぐらいは知っていますが、もしかしたら、このSPORTボタンを押さないままかもしれません。たまに、120キロほどで走ります。早朝、香港島東にある山に行く時です。朝日に向かって120キロ、左手には、ビクトリア湾を見ながらです。悲しいかな、これが、せめてもの私の楽しみです。

コメント
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