チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

こびとづかんビスケット

2014年05月22日 | 日々のこと

曇、28度、81%

 主人が夕方仕事から帰って来ると、その日一日の出来事をのべつまくなく、ペラペラとしゃべり続ける私です。息子が日本に戻って20年が経ちます。このおしゃべりはせめてもの私の主人へのサービスのつもりです。そうしなければ、なんだか暗い家になりそうです。ところが、仕事でお疲れの主人は、大方の男性がそうであるように、私の話なんか聞いていません。時にはうるさく感じることもあるはずです。相手も、手を打ってきます。要するに、私の口を締めさせればいいわけです。そこで、お土産と称して、小さなものをみつけてきます。こちらも慣れたもの、主人が帰宅後、鞄に手を入れると、夕飯の支度の手を止めて、主人の手元を見つめます。もちろん、その気配で主人の足元にはモモさんも侍っています。

 先日、帰宅した主人が鞄から取り出した物は、「こびとづかんビスケット」レトロな感じの絵が付いた小さな箱を出してきました。

 ここ数年、香港には日本のスナックやインスタントラーメンなどを主に扱うお店が沢山出来ています。日本の物大好きな香港人です。スナックは同じ商品でも、季節限定などもあり若い人には大受けです。そして、そんなローカルのお店は、日系のスーパーよりも値段が安いときています。昼休みのオフィス街、そんなお店で物を選んでいる若い香港人を見ていると、何故だか、同じアジア人だなと思います。日本人の私たちにとっては、安く日本の物が手に入るので便利です。

 「こびとづかんビスケット」カバヤから出ている物ですが、こんな物ほんとに日本でも売っているのかな、と思い調べたら、結構人気のアニメだそうです。全く、こういう知識に乏しくて。箱の裏には、 12種類のこびとの図鑑が付いています。けど、中に入っていたビスケットは、 10種類のこびとしかありません。ブツブツ言っていると、あと2箱残っていたからまた買って来てくれるそうです。でも、どうして、「ずかん」でなく「づかん」なのかな?

 このアニメ、中国、マレーシアでも既に上映されているとのこと、日本のアニメの東南アジアへの浸透度はかなりのものです。私たちが香港に来た当初は、ドラえもん、プリンセスプリンプリン、ドラゴンボール、ガンダムまで広東語で流れていました。もちろんそれに付随して、おもちゃも入ってきます。こうしたスナックも売れます。車一台売れるのとはわけが違いますが、日本製品がこうして受け入れられているのはうれしい限りです。

 こうして、主人の計画は成功して、ペラペラしゃべらず、必死でビスケットを並べます。けど、持ち帰ったとき既にこの箱には落書きがしてありました。女の子の襟には私の名前、男の子の襟にはご自分の名前、真ん中にいる「カクレモモジリ」というこびとには、momoと書かれていました。ほんとに仕事してるのかな?

コメント
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