曇、19度、84%
日曜日、端午の節句の一日前です。柏餅を作ろうと、上新粉を探しますが見当たりません。まあ、お米の粉ですから、大根餅を作る為に買ってあった米粉を使うことにしました。この米粉、タイのショートグレインで出来ています。つまり日本米に似たお米です。
熱湯でこねて、蒸かしはじめましたが、一向にいい香りが立ち上がりません。そのうえ20分経っても、30分経っても中に芯があります。きっと、お湯の分量がおかしかったのだと、もう一度。それでも、また同じように手の来る感触が、いつものモチッとしたものではありません。やはり粉に問題があるのかな?と思い、一旦中止。病院へのお見舞いなどの用事を済ませ、上新粉を買いに出かけました。
2度も立て続けて失敗していますから、ちょっと時間を置いて、次の日、5日の朝から作りはじめました。昨日と同じ分量ですが、蒸かし初めから、あのいい蒸し菓子の匂いがしはじめます。やれやれ、今度はうまくいきそうです。蒸し器の蓋をとったら、ツヤツヤの餅が覗いています。布巾に包んで、ヨッチヨッチと力を入れて捏ねます。随分熱いのですが、この時の感触はなんともいえません。餅つきで間の手を入れるときのあの感触です。捏ねている間、横では柏の葉っぱを湯がきます。これまたいい香りです。
近くに住むお若いご夫婦に男の子が出来たのは3月のはじめ、ちょうど息子夫婦と同じ年頃、昨日は、初節句です。 まだ暖かな、柏餅を届けました。
子孫繁栄の象徴のような柏の葉っぱ、主人が3年前に200枚も買って来てくれたものです。富澤商店の乾燥したものですが、昨日、裏書きをぼんやり眺めていたら中国産でした。道理で大小まちまちのサイズが入っています。この葉っぱでご飯を包んで蒸したり、お魚を包んで蒸したり、まだ50枚ほど残っています。
柏餅を持って、ウロウロしていると、もちろん、目ざとい方が、ご一緒にとついていらっしゃいます。もちろん、モモさんも男のですからね、お祝いですよ。
今日はこの柏餅を持って飛行場に向かいます。甘いものが大好きな父母の墓前に供えます。