今年、最後の忘年会。
会場は、予約したい日の1週間前からしか、予約を受け付けない、
なかなか予約の取れない伝説のお店
ナポリピッツァとナポリ料理のお店 トラットリア ピッツェリア 「チ―ロCIRO」。
1週間前の予約受付開始時間に予約を入れたにもかかわらず、(10時スタートには電話が殺到)
「5時半~」と、「7時半~」の枠があったが、あいにく「7時時半~」は、タッチの差で予約が入っていた。
なので、「5時半~7時半」ということで、義姉が予約を取ってくれた。
明石という立地が上手く生きた、このお店。
真のナポリピッツァ協会92番目の認定店である、赤穂の「さくらぐみ」から独立 し、オープンから4年。
明石のたこフェリー近くにあるが、
明石海峡大橋のイルミネーションを見ながら、海辺まで、お散歩がてらに足を延ばすと、
(恋人や、愛する人となら)、素敵なデートになりそうだ。
お店の近くに来ると、外国に行った時のような、どこか懐かしいような匂いがしてくる。
一歩店内に足を踏み入れると、大きな本格薪釜が設えられているのが印象的だ。
クリスマス・デコレーションに彩られ、あたたかくて、とってもかわいい店内に、
なにかの映画のワンシーンを連想したり、・・・非日常感に、わくわくする。
店内は、そう大人数の団体さんは無理だが、
家族や友人たち、仲間たちとの集まり、少数、グル―プで、それぞれのおつきあいに応じて
男性、女性ともに幅広い層の人たちで、にぎわっていた。
ところが、仕事がうまく時間通りにおさまらず、入店したのは、6時半。兄は、なんと7時。
1時間以内に注文して食べきらないといけないのは、ちょっとキツイなあ・・・
兄は、なんと残り時間30分。
あれこれ、本日のおススメの中からメニューを姉と選ぶ。
ポーク料理も選んだところ、スタッフに、ボリュームもあるし、
この時間内に食べるのは無理、ということで断られた。
いくら人気店とはいえ、哀しいなあ・・・厳しい制限がいっぱい。
お客さんは、わがままを許されない。
ぼーーんと、「この100万円でっ!!お願いします!!」
と札束を切ったら、もう30分ぐらいは残留させてくれたかしらん。
(想像するのは、自由です)
↑
ひらめ、カレイ、・・・新鮮な魚たち。(写真、かなり、ぶれてますが)
「どの魚になさいますか?」
注文をする際、この魚たちを、大皿いっぱい、テーブルに持ってきてくれて、
このなかから、好きなものを選ぶ。
どれを選んでも同じ値段だそうだ。
大きいものを選ぶ、わたし。
(「舌切雀」の、悪い欲張りおばあさんみたい)
でも、罰は当たらず、大きい魚も、小さい魚も、どちらもいいお味。
明石のタコや、とれとれの新鮮な魚介類を大胆に使い、
食材が持つ味を生かした調理法に、感心した。
あっさり。でも、アクセントが効いていて、素材のうまみを引き立てる。
いまでは、すっかり定着した感がある、「スローフ―ド」そのもの。
レモンをぎゅっと絞って、オーナーのおススメ通り、
魚1匹まるごと、手でぱくぱく食べると、サクッと揚げたての食感が楽しめる。(↓写真・左)
レタスやキャベツとポーク・テールを煮込んだスープは(写真・左↓)
一見、今年の夏、注文したがマズ過ぎて食べられなかった、ルアンパバーンのとある料理によく似ていて、
悪い予感がしたが、見た目より、ずっとずっとずっと美味しい。
生パスタにカニの味が、なんともいえない味わい。母も大絶賛。(写真・右↓)
お値段は、あれこれ5品も頼み、ワインもいただき、ひとり2500円でお釣りがくるぐらい。
え? そんなお値段で?
予約ももう少し取りやすければ、もっといいけれど、贅沢を言ってはキリがない。
いつまでも、このお店が続きますように・・・。
今年もあとわずか。
週をまたげば、忘年会は、新年会になるのだけれど、
皆さまもわたしも、健康で、なりより。
あ、ちなみに、わたし、お店から広告料とかいただいてません。
親戚、知り合いでもありません。
念のため。
今回においては、欲張りばあさんではありません。