蝶になりたい

いくつになっても、モラトリアム人生。
迷っているうちに、枯れる時期を過ぎてもまだ夢を見る・・・。

予約の取れないお店

2010-12-23 | グルメ

今年、最後の忘年会。

会場は、予約したい日の1週間前からしか、予約を受け付けない、
なかなか予約の取れない伝説のお店
ナポリピッツァとナポリ料理のお店  トラットリア  ピッツェリア 「チ―ロCIRO」。

1週間前の予約受付開始時間に予約を入れたにもかかわらず、(10時スタートには電話が殺到)
「5時半~」と、「7時半~」の枠があったが、あいにく「7時時半~」は、タッチの差で予約が入っていた。
なので、「5時半~7時半」ということで、義姉が予約を取ってくれた。

明石という立地が上手く生きた、このお店。
真のナポリピッツァ協会92番目の認定店である、赤穂の「さくらぐみ」から独立 し、オープンから4年。
明石のたこフェリー近くにあるが、
明石海峡大橋のイルミネーションを見ながら、海辺まで、お散歩がてらに足を延ばすと、
(恋人や、愛する人となら)、素敵なデートになりそうだ。

お店の近くに来ると、外国に行った時のような、どこか懐かしいような匂いがしてくる。


一歩店内に足を踏み入れると、大きな本格薪釜が設えられているのが印象的だ。
クリスマス・デコレーションに彩られ、あたたかくて、とってもかわいい店内に、
なにかの映画のワンシーンを連想したり、・・・非日常感に、わくわくする。

店内は、そう大人数の団体さんは無理だが、
家族や友人たち、仲間たちとの集まり、少数、グル―プで、それぞれのおつきあいに応じて
男性、女性ともに幅広い層の人たちで、にぎわっていた。

ところが、仕事がうまく時間通りにおさまらず、入店したのは、6時半。兄は、なんと7時。

1時間以内に注文して食べきらないといけないのは、ちょっとキツイなあ・・・
兄は、なんと残り時間30分。

あれこれ、本日のおススメの中からメニューを姉と選ぶ。
ポーク料理も選んだところ、スタッフに、ボリュームもあるし、
この時間内に食べるのは無理、ということで断られた。

いくら人気店とはいえ、哀しいなあ・・・厳しい制限がいっぱい。
お客さんは、わがままを許されない。

ぼーーんと、「この100万円でっ!!お願いします!!」
と札束を切ったら、もう30分ぐらいは残留させてくれたかしらん。
(想像するのは、自由です)



ひらめ、カレイ、・・・新鮮な魚たち。(写真、かなり、ぶれてますが)

「どの魚になさいますか?」
注文をする際、この魚たちを、大皿いっぱい、テーブルに持ってきてくれて、
このなかから、好きなものを選ぶ。

どれを選んでも同じ値段だそうだ。
大きいものを選ぶ、わたし。
(「舌切雀」の、悪い欲張りおばあさんみたい)

でも、罰は当たらず、大きい魚も、小さい魚も、どちらもいいお味。

明石のタコや、とれとれの新鮮な魚介類を大胆に使い、
食材が持つ味を生かした調理法に、感心した。
あっさり。でも、アクセントが効いていて、素材のうまみを引き立てる。

いまでは、すっかり定着した感がある、「スローフ―ド」そのもの。


レモンをぎゅっと絞って、オーナーのおススメ通り、
魚1匹まるごと、手でぱくぱく食べると、サクッと揚げたての食感が楽しめる。(↓写真・左) 

 
レタスやキャベツとポーク・テールを煮込んだスープは(写真・左↓)
一見、今年の夏、注文したがマズ過ぎて食べられなかった、ルアンパバーンのとある料理によく似ていて、
悪い予感がしたが、見た目より、ずっとずっとずっと美味しい。

生パスタにカニの味が、なんともいえない味わい。母も大絶賛。(写真・右↓)




お値段は、あれこれ5品も頼み、ワインもいただき、ひとり2500円でお釣りがくるぐらい。
え? そんなお値段で?

予約ももう少し取りやすければ、もっといいけれど、贅沢を言ってはキリがない。
いつまでも、このお店が続きますように・・・。

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今年もあとわずか。
週をまたげば、忘年会は、新年会になるのだけれど、
皆さまもわたしも、健康で、なりより。

あ、ちなみに、わたし、お店から広告料とかいただいてません。
親戚、知り合いでもありません。
念のため。
今回においては、欲張りばあさんではありません。