昨日は、年賀状をせっせ、せっせと書いた。
無謀にも、手作り。
材料は、和紙シールと、干支と賀正はんこと、シルバー、黒、朱のスタンプ・インク。
はがき大の白い紙に、あらかじめ、念入りにデザインを何案も試行錯誤したあげく、
最終決定して作ったものではなく、(そうだったら、いいんですが・・・)
面倒くさいので、作りながら、デザインを変更していった。
あ、これ、へん。
こうしよう。
あ、もっと、へん。
さらに、へん。
ありえないぐらい、へん。
こうやって、へんなデザインの年賀状が、次から次へと、どんどん出来あがった。
しかも、空きスペースが大きいものと、そうでないものがある。
コメントを多く入れたい人には、こっち、入れたくない人には、これ。
単純にそうしたいが、出来不出来の差が激しく、どのはがきを誰に、と、選ぶにも一苦労。
あまりにもヒドイものは、えーい、いつも年賀状を一方的にもらっている業者宛てに。
かなりヒドイけれど、この人なら、いいや、と、失礼ながら、あれこれ選ぶ。
ヒドイ順に並べて、嫌いな人から書いていけば? と娘Rの、ありがたいアドバイス。
しかし、なかなか、そうはうまくいいかない。
昨年いただいた年賀状で、凝ってないはがきの人には、失敗のデザインを。
なんて、けしからんチョイスも。
必死で選んで、はがきと、人物選定の苦労のマッチングの挙句、
「皆さん、お元気ですか?」と一言、書いたものの
よく見ると、いただいたはがきには、「夫を昨年、69歳で亡くし・・・」と書いてある。
お元気じゃないやん、この人。
わぁ、なんて書こう・・・
「今年も、良い年でありますように・・・」
いや、それは、おかしい。
「今年こそは、良い年でありますように・・・」
いや、それも、とってつけている。
悩みに悩んで、「一年一年を大切に過ごしたいものです。今年もよろしくお願いします」
と、実にありきたりな、どこの誰にでもあてはまるような、
悩んだ苦労がミジンもあらわれていないコメントになった。
そうやって、苦労して書き上げた年賀状を、まとめて最後に読んでみると
全然、どおってことない、ごくごくフツーの文章が、
ただ、へんなデザインのはがきに、やる気のない字で、にょろにょろと書いていあるだけ。
実に、意気込みと、経過と、努力と、労力と時間が、まったく結果に結び付かない典型パターン。
夫は、何百枚もの年賀用をとっとと印刷屋で印刷し、誰かにパソコンで宛名を印字してもらい、
自分がすることといえば、名簿を準備するだけ。
あとは、一言コメントを入れるか、入れないか。
それで、おしまい。
楽でいい。
デザインなんか、そこらへんの印刷屋さん頼みの、どうでもいいデザインだが、
わたしの下手な、ブサイクな、話のネタになるようなものより、ずっと、マシ。
でも、大量にはがきを受け取る人にとっては、
「わー、このはがき、見て~」なんて、家族に笑いのネタとして、笑っていただくのも、
年初め、初笑い提供者としての、意義があるのかも。
私が悪戦苦闘している間に、娘Rは、すいすいと涼しい顔で、ロールケーキを作った。
大阪市・中之島に店のある、堂島ロールも、
少し前までは長蛇の列で、通行人に支障をきたすぐらいだったのに、(歩いていると、邪魔でした)
一昨日、クリスマス・イヴの日は、店の外には3~4人並んでいただけ。
歩道で、わたしの後ろを歩く若い男性が、
「堂島ロールも、味、落ちたよな。オレ、食べ過ぎて、飽きたのかな」
と、話していた。
お若いのに、あの、堂島ロールを飽きるほど食べるなんて、どうやって手に入れたんだろう・・・
ま、それは、それとして
今回のロールケーキは、ちょっと、おデブさんで、ひび割れしているのが、ご愛嬌。
色グロさんなのは、ココアのせい。
ちょこっと掃除もしつつ、年末の慌ただしい週末のひととき、
太る勇気、いえ、はんぶん、惰性と、だらしなさで、
カロリーの高いスイーツに立ち向かい、お味見させていただいた。
「今年は、目標をもって、頑張りたいと思います」、なんて、年賀状に書いたけれど、
こんな声明は、実にいい加減だということです。
残った生クリームで、ウインナー・コーヒーを入れ、ウエストのお肉は、ますますぶにゅぶにゅになりました。
さらに、夜には焼肉を食べに行ったので、すっきりしたウエストを目標に頑張る声明は、もはや、形骸化。
いっそ目標を変更したら、楽しい別の未来が待っているかも。