蝶になりたい

いくつになっても、モラトリアム人生。
迷っているうちに、枯れる時期を過ぎてもまだ夢を見る・・・。

結婚に求めるもの

2024-08-22 | わたし
蝶ブログ、1日1投稿。
ノッてしまうと、アップしたばかりなのに、もう次の記事を書いている。
なんとなく遠ざかると、書かなくても気にならない。
安定期を迎えた恋人みたいなものか?

自分のブログが恋人だなんて、かなり笑える。
ちなみに、今日の「虎に翼」、またまた涙。
わたしは涙の貯水湖ダムか。
結婚の意味を深く考えさせられた。

二人とも死別、独身、再婚。
なんの倫理的障害もない。
あえて婚姻制度の中に収まる必要もない。
人に正々堂々と、妻です、夫です、と、愛する人を公表したい。
社会的認知を得たい。
なら、事実婚、内縁でもいいのかも?
誰も戸籍まで調べに来る人はいないだろう。
重婚の疑いでもないかぎり。

だが、結婚制度に収まるほうが、社会的保護を受けやすい。
税金を払っている納税者なのだから、払った税金の恩恵を受けてもよい。権利はある。
税金を払っていなくても、もちろん社会的弱者にはサポートしてもらえる権利がある。
みんなで支え合う。

次女が婚姻届を出した理由がまさにそれだった。
社会的に制度で守られている立場を確保したいと。
シングルマザーではやはり、子育てを一人で背負い、風当たりはキツイ。
子供も無戸籍ではこの先、大変。
片親の籍に入れるにしても。

ところで。
戦後間もない沖縄では、ハーフがたくさん誕生した。
学校でも外見、容貌の違いから、いじめられたようだ。
羽賀研二、草刈正雄。
彫りの深いイケメン。超絶カッコイイ。
日本人だけのルーツではあのような顔にはならない。
日本人は、西洋に無条件に憧れるようだ。
これは、歴史的な背景からか?

鎖国が長い。
そこへ突然の明治維新、文明開化の雨嵐。
西洋文化を崇める政策。
大きな戦争にも負けたし。
身体の大きさ、骨格、筋肉、全然違う肉食系人種。
木と紙の家に住み、魚や野菜を食べる日本人。
周りを海に囲まれた島国で、大陸とは比べものにならない。
陸続きの日々の切迫感は育たないだろう。
劣等感や敗北感というよりは、圧倒的優位なものに対する憧憬、崇拝。
というか、国の政策や方針もかなり影響しているのだろうと想像する。
紹介されるものは、光が当たる部分ばかりだったりして、暗黒部分は知らせなかったり。
イメージを膨らませていく。
ある意味、怖い。
わたしは戦後生まれ、アメリカ文化洪水の中で育つ。
が、田舎育ちでもある。

とは言え、愛国主義も一歩間違えると危険性を孕む。
これまたイメージがかなり良くない場合もある。
思想は取り扱いがデリケート。
わたしは、別に何主義という確固たるものはない。
ひとつの限られた特定のものに対して非難も否定もしないが肯定もしない。
毒にも薬にもならない、非力タイプ。
事なかれ主義?
一番、中途半端で、1番危うい。
選挙でいうと浮動票か。
いわゆる平和ボケだと感じている。
いつまで平和が維持されるのか。
年々、戦争経験者がどんどん亡くなっていくと、伝える人がいなくなる。
毎年、終戦日を迎えると、多くの犠牲の上に立って築かれた平和の意味をより深く知る。
平和を願わない人はいない。
が、毎日のニュースにはこころ痛める。

ちなみに。
小学生向きの「世界の歴史」漫画、なかなか読み進められない。
学生時代、いったい何を学んだのだろう。
紀元前の話など、授業ではほんの一瞬で過ぎてしまっている内容だ。

それはそうと、話は戻る。行ったり来たり。
地震のごとく揺れが激しい。
「虎に翼」。
結婚に対して、あんなに純粋に真面目に向かい合うなんて、なんて素晴らしいことか。
わたしには、おそらく1μもないと思われる。
結婚は、永久就職先探しだった。
ではあるものの、目の前に並べられた就職先を選ぶのに、最後に背中を押すポイントは、、、やはり、相手はAIではなく、生きた人間であること。
全員、生きた人間だったけれど。
とかなんとか、結婚はいくら考えても、両者が合意しなければ進まない。
ご縁だ。
タイミング。くじ引き。ギャンブル。
とは言え、その時に最善の決断をした結果だ。

寅子のように恋愛に疎いタイプでも、あんなに素敵な相手とドラマチックに結ばれた。
恋愛や結婚に、あれこれ求めないほうが良いようだ。