枕草子 第百六十九段 女は
女は、
典侍。
内侍。
女房ですばらしいのは、
ないしのすけ。
ないし。
典侍とは、内侍司の次官。
内侍とは、内侍司の女官の総称ですが、通常は「掌侍(ナイシノジョウ)」を指し、三等官にあたります。
因みに、長官は「尚侍(ナイシノカミ)」で、これらが上級職にあたり、その下に「女嬬(ニョウジュ)」「命婦(ミョウブ)」「采女(ウネメ)」がこれに属しました。また、内侍司は全てが女性です。
少納言さまは、中宮定子に招かれた(雇われた)女房で、官職は無かったようですが、宮中での地位は「命婦」相当だったようです。
また、官職もさることながら、父親や夫などの官職が女房の身分に大きな影響があり、宮中生活にはあらゆる面で身分社会の束縛があったことでしょう。
少納言さまにとっても、他の中下級貴族出身の女房と同様、典侍、内侍は憧れだったのでしょうか。
女は、
典侍。
内侍。
女房ですばらしいのは、
ないしのすけ。
ないし。
典侍とは、内侍司の次官。
内侍とは、内侍司の女官の総称ですが、通常は「掌侍(ナイシノジョウ)」を指し、三等官にあたります。
因みに、長官は「尚侍(ナイシノカミ)」で、これらが上級職にあたり、その下に「女嬬(ニョウジュ)」「命婦(ミョウブ)」「采女(ウネメ)」がこれに属しました。また、内侍司は全てが女性です。
少納言さまは、中宮定子に招かれた(雇われた)女房で、官職は無かったようですが、宮中での地位は「命婦」相当だったようです。
また、官職もさることながら、父親や夫などの官職が女房の身分に大きな影響があり、宮中生活にはあらゆる面で身分社会の束縛があったことでしょう。
少納言さまにとっても、他の中下級貴族出身の女房と同様、典侍、内侍は憧れだったのでしょうか。
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