都市と楽しみ

都市計画と経済学を京都で考えています。楽しみは食べ歩き、テニス、庭園、絵画作成・鑑賞、オーディオと自転車

観光庁のMICEとは何か

2009-08-04 20:25:57 | 都市経営

観光庁はMICE企業等の会議(Meeting)、企業の行う報奨・研修旅行(インセンティブ旅行)IncentiveTravel)、国際会議(Convention)、イベント、展示会・見本市(Event/Exhibition) の頭文字のこと)のため2010年を 「マイスイヤー」とするという記事を見た。「MICE」というのは初めて聞いた。Mouseの複数形がMiceであるが、Three Blind MiceJazzのレコードレーベル、またはAgatha Christie)という風な使い方しか知らない。<o:p></o:p>

かつて1985年頃から、「コンベンション都市」として、梅沢忠雄氏、平本一雄氏の著作があり、幕張、東京臨海副都心、大阪南港等に大型展示場、会議場、ホテル等が作られた。しかし、幕張ではモーターショーも頭打ちで、大阪ではインテックスの施設稼働率が低いため今後の運用を考えているくらいだ。<o:p></o:p>

となると狙うのはインセンティブ・ツアー(incentive tour:注Incentive travelというのは聞いたことがない)か日本の大学の国際交流を生かしたConvocation(大学の集会)だろう。これらは海外観光・パーティ型というべき利用であり楽しく・くだけたものだ。<o:p></o:p>

まずはお迎えするにあたり外人観光客概念でなく、国際観光客といってはどうか。(留学時代もForigen StudentではなくInternational Studentと呼ばれたものだ)国際的なお客様ほど日本らしさを求めるものだ。となると日本らしい大広間の宴会などが受けるかも知れない。京都でも下京区の日本旅館を愛好する国際観光客は多い。また、アメリカと違い日本は湿気が多い。苔むす庭園や漆器が珍しいだろう。ヨーロッパは冬が重苦しい天候だ。日本の明るい冬の景色は楽しめるだろう。<o:p></o:p>

呼び物を考え、楽しんでもらうプログラムが大切で設備はいまや充分ある。英語を話せる人も多いので地元との対話などのソフトを充実すべきだ。と言っても、お気に入りの居酒屋に大挙して来て頂くのも困るが。

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