夏の夕暮れの東山は陽を受けて隈取が鮮やかになる。山肌の迫力と夕暮れの空の対比がとても良い。色も東山の夕陽を受けたオリーブ色の基本色と木の葉の反射、影のティント、そして空のグレイッシュなオレンジ、グレー、スカイブルーが対比される。<o:p></o:p>
特に良いのは、標高が500mもない低い山なのに朝夕に霞が掛かり風情がある。稜線に沿った霞のたなびきは絵に描いたようだ。これからの紅葉が楽しみとなる色の変化がある。<o:p></o:p>
田圃も鮮やかな緑のなか早稲は、はや重い実がなっている。焼きつくす夏から輝く秋の到来。夏を満喫した木や稲、そして耐え忍んだ人々の祝祭の季節だ。<o:p></o:p>