秋のお昼に立ち寄る。シルバー層が多く解説のヘッドフォン使用が多い。そのため解説のある絵の前が混む。
歴史解説が丁寧、絵はぐっと良かったのが、「セザンヌのパイプをくわえた男」(1893~96)で、構図の安定感と再構成、面の表現、織り成すエッジ、色の重なりが卓越している。その前のさっと描いた「水浴」(1890頃)は体の線、光、林の表現が輪郭線とモザイク状の色重ねで表現されている。サント・ヴィクトアールの連作の表現と通じる。この2枚で満足。30分程楽しむ。
ピカソの「マジョルカ島の女」は達者な水彩で、エッジと面の捉えに驚く。デッサンなら、ダ・ヴィンチ、ミケランジェロに並ぶ。
モーリス・ドニの大作、「緑の浜辺、ぺロス‐ギレック」は不思議な力の抜けた色彩で夢のなかみたいだ。対してゴッホの「医師レーの肖像」は塗り込めとわずかな体の傾ぎがなんとも不安な感じがする。
意外に楽しめた。
歴史解説が丁寧、絵はぐっと良かったのが、「セザンヌのパイプをくわえた男」(1893~96)で、構図の安定感と再構成、面の表現、織り成すエッジ、色の重なりが卓越している。その前のさっと描いた「水浴」(1890頃)は体の線、光、林の表現が輪郭線とモザイク状の色重ねで表現されている。サント・ヴィクトアールの連作の表現と通じる。この2枚で満足。30分程楽しむ。
ピカソの「マジョルカ島の女」は達者な水彩で、エッジと面の捉えに驚く。デッサンなら、ダ・ヴィンチ、ミケランジェロに並ぶ。
モーリス・ドニの大作、「緑の浜辺、ぺロス‐ギレック」は不思議な力の抜けた色彩で夢のなかみたいだ。対してゴッホの「医師レーの肖像」は塗り込めとわずかな体の傾ぎがなんとも不安な感じがする。
意外に楽しめた。