都市と楽しみ

都市計画と経済学を京都で考えています。楽しみは食べ歩き、テニス、庭園、絵画作成・鑑賞、オーディオと自転車

アップルvs.グーグルどちらが世界を支配するのか:ハード、ソフト、検索の三つ巴

2014-04-17 05:52:42 | マクロ経済
 フレッド・ボーゲンスタインの著作、表題にはないがMS(マイクロ・ソフト)も書かれている。まさしくハードとソフトのアップル、ソフトのMS、検索と携帯ソフトのグーグルの三つ巴。

 iPhoneは独創的な開発で、そのデザインと内部、ソフトの苦心があり、それを乗り越え大ヒットとなったが、AT&Tとの連携などに不便があった。さらにiPadで世界はパソコンから転換しパラダイムが変化しMSの優位性は崩れた。

面白いのは、iPhoneはポケット・コンピュータとの指摘で、今まで失敗の連続であったPDAの結論に位置付けられること。アップルは躯体の一体型とプラットフォームをiTunesなどで囲いこんだが、グーグルのアンドロイドは交換式バッテリー、交換できるメモリ、カスタマイズできるソフトが特徴だ。この性質の違う2者が競う。

Convergence(収束・集約)がキーワードでWinner takes ALL..だ。つまりはアップルとグーグルがスマート・フォンとタブレットのプラットフオームの覇権をかけている。

 筆者はアンドロイドが覇権するとの見解のようだ。携帯ソフトに限らず囲い込みは一時の利益で長期には難しい。ピークをとるか期間を取るかこれもトレード・オフだ。(誰も連続した囲い込みはできない)
コメント
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