都市と楽しみ

都市計画と経済学を京都で考えています。楽しみは食べ歩き、テニス、庭園、絵画作成・鑑賞、オーディオと自転車

アメリカン・コミュニティ 、アメリカのジレンマ(渡辺靖):コミュニティの事例紹介をする文化人類学者

2015-11-02 04:21:38 | 都市計画

都市計画的には9つの特徴ある都市のレポート、筆者は文化人類学でありcounter-discourse (対抗言説)という「既存の勢力にたいする対向した色々な考えや動き」をアメリカの特色として位置付けている。都市論としては社会学的であり、規模や密度などの都市計画的側面が弱い。

知見は:

・アメリカのリベラルはケインズ的なニューディール政策の発想、 経済学一般のリベラルとは違う

・宗教都市ブルダホフが存在できるアメリカ

・ボストンのダドリー・ストリートはコミュニティが土地所有し開発(DSNI)スラムが再生、自己決定権を巡る歴史、専門家ではない一般市民参加

・ゲーテッド・コミュニティ:商店が少なく、外部依存、教育機関はその境界で運営か通学かを選ぶ、セキュリティへの希求、刑務所もおなじく塀で遮断、「新しい中世」で要塞に還る

・ミドルタウンは大学が牽引

・ビッグ・スカイカントリーは仕事と土地の承継が課題、巨大企業の食肉流通支配が課題で儲からない、観光やナチュラルを売り物に

・メガチャーチ:スモールタウン化して用途が混合している

・セレブレーション・フロリダ(ディズニー)2,800haは千里ニュータウン(15万人:11,600haの倍以上の規模)狭い道路、電動車、近隣住区はヴィレッジと呼ぶ、歩いて回れるスケール

千里ニュータウン( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%83%E9%87%8C%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%82%A6%E3%83%B3 )

 フロリダのケースは見てみたい

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