下の子供がラケットを欲しいというため2年弱使ったAiを譲る。ガットはBabolat Powergy 45lbで張り直して3か月。
今回も浦安のLafinoでDRの重めを取り寄せてもらい291gで、バランス327㎜とスイング・ウエイト278gはAiと同じ。
ガットはYONEX AERON SUPER 850X(クロス)というマルチ・ファイバーの柔らかいものを試している。
構造はグリップから太いシャフトがフェイスにつながるのがBabolat Aero Drive に似ている。但し、薄く柔らかい感触のフレーム、ブリッジは8本通しで好きな仕様。
YONEX EZONE Ai 98Lgは重さの基準が285g、バランスが330㎜と先調子だが、一度受け止める打感、回転が掛けやすいのに面の安定と飛ぶ力があり食い込まれても返せる。しかもスイート・スポットが広く安心でボールをつぶす感じと音が良い。
受け止める打感はボールとの接触時間が長く、前後の打ち分けでショート・クロスからロブの変化が多彩。左右には、クロスにもストレートにも正確に運べる。
しかも柔らかく、振動が少ない親切設計。
DRで早速サービスを入れるととにかく飛んで弾道が低め。850Xは54lbで張ったが素直な打感、Powegy のつぶしてからのロケット的押し出しではなく、たわんで最後にまとめる感じ。回転はつぶさないとあまりかからない、クロス部分が食い込みあまりガット移動がないのは昔の技チタンを思い出した。しっとりしたガットで飛びがある。振動がなく、左右、上下の打ち分けが容易い。色が黄色で好きなタイプ。
AiとDRの違いは、ガットの性格を割り引くと:
・弾道が低く、フレームは粘り感ではなくさっぱりとして最後にたわみが押し出す
・フォアは左右、上下の打ち分けがより簡単、ドライブ感は適度で少な目
・バックのドライブはより鋭い
・サービスは速いがつぶさないと回転は少な目
・ボレーは奥に伸ばせ、地を這うが扱いがデリケート
Aiより粘りがなく、力がある。ネットとオーバー防止には意識して回転をかける面白さがある。