都市と楽しみ

都市計画と経済学を京都で考えています。楽しみは食べ歩き、テニス、庭園、絵画作成・鑑賞、オーディオと自転車

「偶然」の統計学(デイヴィッド・J・ハント):奇跡はない、想定外もない

2016-02-21 04:41:12 | マクロ経済

 碩学がゆったりお話し。エミール・ボレルの法則「確率が十分に低い事象は決して起こらない」を証明している。

 

 「どこでも効果(Look Elsewhere Effect)」は素粒子物理学者が大量のデータのなかから全く同じ偶然できたクラスターが見つかることを命名。

 「平凡への回帰」とは、遺伝でだんだん平均になる力、大数の法則で平均になるようなものか、特異な才能も「下降効果」(人間的要因)がある

 Harking:Hypothesizing After the Results are Known  結果を見てから仮設を決める

 コーシー分布( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%BC%E5%88%86%E5%B8%83 )は山が低く、裾野が長い、しかも平均がない

 コイン・トスは裏か表を行き来するのではなく、どちらかが優勢が半分の期間は続く→運気みたいなもの

 平凡の原理はコペルニクスの原理→相対的で特殊ではない

 さらっと書いてあるが、最近の金融工学で有名なコーシー分布だけでも難しい

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