縄文時代が「貧しい」が「平等」であったというのは、日本の第二次世界大戦後の観点で、世相がそれを後押しし、さらに修正に至っている状況を述べている。つまりは、考古学が昔を分析するのだが、その時代のバイアスが影響しているという二重の「時代」を分析している
知見は:
・縄文時代は貧しくなかった:食料の獲得法が多様化
・階層があった:奢侈品→タテ方向
・90年代からの格差社会の状況が縄文の階層化社会論を生んだのでは
・縄文時代には変容のPhaseがあり、次のStageの弥生時代に進んだ
観点は面白いが、縄文時代への切り込みが薄い