都市と楽しみ

都市計画と経済学を京都で考えています。楽しみは食べ歩き、テニス、庭園、絵画作成・鑑賞、オーディオと自転車

水都アムステルダム : 受け継がれるブルーゴールドの精神(岩井桃子):労作、都市構造変化が面白い

2016-02-19 04:39:43 | 都市計画

 アムステルダムは好きな都市だ。合理的で、しかも売春もマリファナもある自由が魅力で、美術館やコンセルト・ヘボウもある。この前はシンゲル広場近くのマリオットに泊まった。

 ブルーゴールドとは水を金の如く大切にしているから。アムステルダムはアムス川のダム(堰)が由来。

 本書にはアムステルダムの都市の拡大史が地図であり大変分かり易く貴重だ。とくに1650年独立戦争以降、1725年に拡大した城壁や風車が都市の骨格となっているのでは。

 知見は:

・建物の全面傾斜は雨水除けのため

・運河の幅は25mで銀座通りと同規模

 住宅分析もあり労作だ、アムステルダム物語(ヘルマン・ヤンセ)と合わせて読むのをお勧めする

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