今回のオリンピックはとても楽しめた、要素別では
1.逆転が多い
・柔道男子、女子レスリング、バドミントン女子ダブルス決勝、体操の個人決勝、錦織圭のタイブレークなどだめだと思ったら取り返すのが多いのに驚いた
・ひ弱さがなくなった。見習うべきことで、相手も緊張していると思うメンタルと、疲れを克服する比較優位の体力から勝利が生まれる
2.監督で再生
・柔道男子の井上監督、女子レスリングの名物監督、シンクロナイズド・スイミングの復帰監督をはじめ監督やコーチの交代で再生や発展した競技が多い
・どの監督も明るいのが良い、とくにレスリングの栄監督の喜び表現、選手の肩車や投げ飛ばされは「芸」か「名物」の領域だ。楽しそうで見ていて良い。
3.新世代の台頭
・柔道のベイカー茉秋(祖母にも驚いた)の勝ち優先の試合運び、男子400mリレーの連携と協調での速度維持アイディアなど新しい世代を感じた
・バドミントンの「タカマツ」ペアが平等な相互の信頼と協調を前に出しながら、いまだに「先輩」とたてているのは新しい日本のあり方だと思った。
4.そろそろ旧世代の幕引きと結果主義に辟易
・女子レスリングの吉田について結果はともかく暑苦しい思いだ。後輩の育成実績こそ誇るべきであろう。マスコミも盛り上げすぎだ。
・重圧で勝てないとか、勝って当たり前の風潮は嫌いだ。常勝こそ異常で、確率から負けるのもある。これが一回限り勝負のオリンピックで、確率の波がランダムな結果を引き出す。
5.インタビューの問題と同じような口調
・すぐさまインタビューはやめた方が良い、とくに負けた場合に「原因は?」と聞くのは傷口に塩を擦り込むようなものだ。アスリートへの配慮が必要で、野次馬根性だ。
・選手のコメントを聞くと「~思うので~」が多い。理由をつけているつもりかもしれないが気になる風潮だ。「~したことが良かった」とか「~で乗り切れた」とかが良いと思うが。。。
東京開催なら、夜中起きなくて良いから楽だ