12人と少ない、案内は渋井さんで、丁寧かつユーモアがある案内。屋根のむくりや笑意軒からの橋の重なりの解説、月の差し棒をつかって浮月の手水での実演など、楽しめ、含蓄が深い。笑意軒手前にあった外腰掛の跡地の解説は初めてだ。
少人数で丁寧な解説、ゆったり歩くと桂離宮に本格的に参観しだした15年前を思い出す。あれからほぼ百回来ている。雪見灯籠に雪を被ったのを2回見たと話していると渋井さんに感心された。あわせて、先回、小林さんご指摘の和歌山の銘石についても問い合わせたところ次回までということになった。
3月末までの工事もあり、水位が低い。螢谷の先の排水口を修理か土嚢を積んでいる。また、書院中門の前の土橋も土を剥いで、奥行き方向に凹凸が続く銅板も見えた。
愛宕山の頂上に雪が掛かり、斜めの谷に雪の筋がくっきり。空が蒼い、空気が軽い。千円払っても安いと思う。