アメリカでは78兆円( https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN28DYZ0Y3A620C2000000/ )の融資の損失が起こる可能性がFRBにより指摘されている。
今は、リファイナンス(借換)前のため低利資金があふれているが、2年以内に高利に借換の予定だ。特に不動産は倒産も懸念されている。そのため、2年債の方が、10年債の利率を上回る逆イールド( https://jp.reuters.com/article/usa-bonds-yieldcurve-idJPKBN2YJ158?utm_source=newsshowcase&utm_medium=gnews&utm_campaign=CDAqEAgAKgcICjCuhf4KMMLK9gIwi4bQAQ&utm_content=rundown )が発生し、短期資金の需要が大きい異常な状況だ。我が国では、90年のバブル破綻後に発生したのが記憶に残る。
そこで、動かない日銀の低金利政策( https://jp.reuters.com/article/interview-boj-policy-meeting-idJPKBN2WP0C6 )は世界で異常だ。そのため、為替操作により、円安を誘導し、日本株を上げて儲けるという、為替と株両面での投機が我が国を襲っている。(円高になると儲かる、株高のうちに売り抜けると儲かると一粒で倍美味しい)
安い日本では、すべて半額セールのようなものだ。インバウンド・ツーリズムでも外貨は稼げない。
日銀の悩みもある、金利を上げれば、保有国債の含み損となる。また、株価が下がればなじられる。しかし、放置もできないため、「検証」に時間を稼いでいる。アメリカが不況になれば、そのどさくさ狙いとしか思えない。
もはや、日銀政策は、政治連動と自己保身の魑魅魍魎が跋扈している。身の回りのマイクロを見て、世界というマクロを見ない。
現在の高値になっている株式投資はすすめられない、対数グラフで見ると株が4万円になっても25%のゲインだ。また、アメリカの株価上昇はインフレの効果も大きい。
マクロ派の意見だが、インフレの差がでない為替(アメリカのドルはインフレで割安になった)と、インフレの差を加味しない株価(アメリカの株はインフレもあり高騰した)は危険だ