月一回重要文化財真鍋家で開かれる切山昌平校塾の時は感じたことはなかったが今回藁を練りこんだ土で作られたオクドの自然に染め分けられた色がとてもきれいに見えた。
そっとヌルデとセンダンの実を置いてみた。
オクドの土の補強のため入れられた藁もあれば藁ぞうりに編まれた藁もある。
並べられている藁ぞうりのそばにはハブソウの実を並べた。
いつ来てもきれいにはき清められている三和土は土に消石灰とにがりを入れて作られたのだろう。
オクドは土に藁を入れて作られている。
車社会になるまでは周りにある自然物を利用しての生活だった。
もうその時代に帰ることはできないがここへ来ればその時代を実感できるものがさりげなく大事に置かれている貴重な場所だ。
今はオクドの焚口は囲炉裏の部屋に向いているが解体修理前は三和土に向いていたいたようだ。
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