第10回クラフト展(イエツァオグループによる)は内村セツ子さんの遺作展も兼ている。
彼女の思いの整理のため遺作展を開くことにし、送られてきた遺作に向かいテーブルセンターコラージュを13枚作った時点で少し整理ができ楽になった。
思いがけず妹さん2人がはるばる東京より来られ2泊してくれた。
彼女たちは遺作展を見セツ子さんの創作の世界を知ることにより気持ちの整理をするためにやってきたと思うので毎回クラフト展(イエツァオグループによる)で金生町にやってきてくれたセツ子さんが素材集めに必ず行く場所も案内した。
展覧会は10:00分からなのでそれまでに帰る計画でまずは山小屋へ。
セツ子さんは一度も遭遇してないコブシの満開に感激してくれた。
よく一緒に採ったワラビを初めてだと喜んで妹さんたちは採った。
同じく早苗出池の土手に芽吹いたカンゾウも採った。
2日目は城山公園へ。
四国中央市を遠望し見ごろのヨシノザクラも楽しんでもらった。
毎回必ず行く流木がひろえるポイントでは妹さんたちも流木を拾っていた。
夕食時には2日とも妹さんが持ってきた思いっきりいい顔で写っているセツ子さんの写真を飾って思い出話をした。
身内として、友達としてセツ子さんの話の交換でより彼女をお互い知ることができた。
金生町へ来ることにより一つの区切りがつきましたと妹さんに言われたが私も妹さんたちに会え同じ気持ちになっていた。
セツ子さんのことが頭から離れず作らざるを得なかった”からだ”と伯虎絶筆”を”天空のあわいで”と並べて展示した。
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