柱の花はキブシと白アセビと雪柳の3本を生けた。
すぐ下には黒い綸子のコラボベスト。
今回の第10回クラフト展(イエツァオグループによる)は内村セツ子さんの遺作展も兼ねているので白と黒の取り合わせにした。
展覧会期間中は時期的にサクラをはじめいろんな花が咲く心せわしい時期だ。
桜沢孝枝さんのコーナーだが初めに生けていたのは左側の瓶の花器に生けていたサイフリボクだけ。
残念なことにサイフリボクは咲いてくれなかったがギャラリー作唯の周りの花壇に咲き始めた濃いピンク色の花を生け、右側の花器に生けていたピンクアセビは色あせたので畑で今を盛りと咲き誇っているクサイチゴを生けた。
クサイチゴの茎が面白く曲がっていたのでその部分にすらりと伸びたヤマブキの枝を絡めて生けた。
目ざといお客様は茎の曲がりをほめてくれた。
クラフト展(イエツァオグループによる)でヤマブキを生けたのは初めてだ。
手前に写っているのはクスノキの新芽で右側あたりにアカメがしわの赤い芽吹きの葉が見える。
この時期は花と競うほどの鮮やかな芽吹きも生けられる。
左手前に写っているのは山繭だ。
展覧会2週間前に芽吹く前の落葉樹にくっついているのを採ってきた。
2~3日前より芽吹き始めて驚いた。
ひろったことはあるが枝についているのを採ったのは初めてでもちろん花材として使ったのは初めて。
興味をしめしてくれる人が多くてうれしかった。
今回は初めて2人のお客様より花をいただき今までで一番多く花を生ることができた。
私の造形は花を生けることより始ている。
(写真はクリックすると大きくなります)