第2木の服シリーズは古民家の薄暗い片隅に現れる座敷童をイメージして作っている。
作りながら私の部屋で聞こえる不思議な音は音の座敷童だと思い始めた。
文京区で花の店野草(イエツァオ)を営んでいるとき巣鴨に住んでいる友達の家には座敷童がいるという話を思い出した。
メールをするとすぐ返事が返ってきた。
週2回ほどベッドの頭側のすぐ上のあたりで、やや厚めの紙をぱらぱらめくっている様な音が聞こえるそうだ。
紙を置いてはいないし風も入らない場所だと書いてある。
友達の家は駅に近いにもかかわらず広い庭もあるようで生えたタケノコだといただいていたし古い大きな家だが音の座敷童のようだ。
妹ののきんかんが以前”うちでも聞こえ始めた”とうれしそうに言っていたが飼い犬が死んだあとの餌をネズミが食べに来ている音だと判明しガッカリしていた。
友達もベットの頭側の上あたりと言っているように私の部屋でも聞こえる場所は確定できないが毎日数回聞こえる。。
できることなら居続けてほしい。
物事は自分の頭で考えられる範囲の事しかわからないが頭で考えられなくても”音が聞こえる”事実は認めざるを得ない。
ちょっと好きな世界だ。
4作目の座敷童は”ジャンプ”
おもいきり手と足を広げた形。
高さは立て掛けると23センチ。