初参加の川窪万年筆コーナー。
羽ペンの後ろに展示されている書は以前川窪万年筆店店主の川窪克実さんが作ってくれた竹ペンにアクリル絵の具で書いたものだ。
文京区で花の店野草(イエツァオ)を営んでいた時彼の作った創作ペンを売らせていただいた時期があった。
使われているペンスタンドは売らせていただく創作ペンを飾るため作ったが今回はわらびペンをかざった。
ワラビではないが沖縄でわらび細工を作る素材で作ったからのネーミングらしい。
細いシダ類の先にペンとしての機能が刻み込まれている。
彼はいろんなものに書く機能を持たせてしまう。
”浮遊ペン”。
ペン先が軸と離れているのでつけたネーミングのようだ。
万年筆のイメージからは考えられない。
ブルーの万年筆は染色したホロホロ鳥の羽を、ピンクの万年筆は輪ゴムを樹脂で固めたのを軸にしているらしい。
ペンスタンドにしているのは11年の野草(イエツァオ)展の時作った写真立てだ。
ペン先以外は自然物で作られているので”天年筆”
民俗学や歴史の勉強をしたいために茨城県の大学進学が決まったという女の子がじっくり選んで買ってくれた。
今の時代にはなじみの薄い筆記用具に興味を持ってくれ本当にうれしくそういう女の子に巡り合えたのもうれしかった。