鉄の輪花器に組み込んだ錆びた鉄を拾って以来錆びた鉄クズが目に付き始めた。
おもに河原で拾ったものだがしみじみながめると鉄さび色はきれいに見えるし元の形がわからなくなった様子がとても面白い。
こころ動かす素材に巡り合うと創作意欲はわいてくる。
ツルを縫うシリーズだといろんなものを組み込めるし花器だと鉄クズは重し代わりにもなる。
拾ってきた鉄クズはそのままでは使えない。
トンカチでたたき落ちる錆は落とし作業中手が傷付きそうな箇所は傷付かないようにして形も整える。
まずは小さな鉄クズを組み込んだ。
高さ15センチ、巾10センチ。
今日は一日中雨。
一雨ごとに春が来ると思っていたら友達よりメール。
花粉症で何も考えたくない状態とか。
私はただただ春を待っているが爛漫の春を迎えるには苦しい花粉症と戦はねばならない人も多いのだ。