”いきるってしなないときめてするあそび”と色紙に書いてツルを縫うシリーズのお皿に飾った。
文京区で花の店野草(イエツァオ)を営んでいたころの呪文で私が考えた。
落ち込んだ時唱えるとすぐ開き直れる。
今回開いた第10回クラフト展(イエツァオグループによる)は昨年8月1日に亡くなった内村セツ子さんの遺作展も兼ねた。
すぐ下に飾った気球が空を飛んでいるセツ子さんのコラージュ作品と合わせた。
セツ子さんはどこへ行ってしまったのかわからないが遠い場所でも一瞬のうちに行ったり来たりできる身分になった気がする。
展覧会前より金生町へ来て手伝ってくれていた気配だったが今はどこへ行ったかいない気配だ。
セツ子さんのコラージュ作品”なんの木の花かしらねど匂うなり”や”拉致”には妹のきんかんとの茶系のコラボベストや布バッグ、セツ子さんのコラージュ作品に向かいながら作ったテーブルセンターを合わせた。
ブルー系のコラージュ作品にはブルーの糸を使った妹のきんかんとのコラボベストやセツ子さんの作品と向かいながら作ったテーブルセンターを合わせて飾ったがコラージュ作品とテーブルセンターを合わせて飾るのは少し無理な気もしたがセツ子さんの作品と向かい合いながら作り上げたことで急にどこかへ行ってしまった彼女への思いの区切りを少しつけることができたので一緒に飾りたかった。
毎年セツ子さんがどんなテーマでどんな作品を出品してくれるのかと楽しみにしていたがもうかなわぬことになった。
遅かれ早かれ確実にセツ子さんが行ってしまったところへ行くが”いきるってしなないときめてするあそび”を歌詠みのおじさんが”いきるってしなないときめてたのし”と添削してくれたがそんな気持ちで暮らしていきたい。
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