野草(イエツァオ)なくらし!

文京区改め金生町で草をアートし売り、食べています

第45回野草(イエツァオ)野外教室NO10(バージンロード)

2016-10-19 21:54:52 | 野外教室

最初大川橋へ来たとき板張りの床は朽ちて穴が開き下の川が見える箇所があまり多いのでもう人が通らない橋になっているのかと思った。

それでも渡り始めたが結局怖くなって引き返した。

2度目に来たとき渡っている人がいたのを話していたためか妹のきんかんは怖がりもせず”バージンロード”を作った。

新郎は黒い焼酎瓶、新婦は白いカルピスの器。

キャップには鉄の輪をかぶせて隙間に新郎にはアイビーの葉、新婦にはケイトウを挿した。

付き添いは鉄の輪とハバネラ。

白墨で書かれているのは近々修理をするらしく下見の人がつけていった印。

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第45回野草(イエツァオ)野外教室NO9(怖い場所でもケイトウは)

2016-10-18 22:13:41 | 野外教室

作業場を祖谷口駅より大川橋に移す。

今大川橋で一番心惹かれるのは怖いが橋の床板が朽ちて穴が開き下の流れが見えることだ。

赤いケイトウの花を置いて”危険信号”

床に穴が開いているのでケイトウの茎を挿すことができる。

場所により床板を支える鉄筋が下にあり重い頭のケイトウの花も立てることができた。

”穴はありがたい”

風雪に耐え日にさらされた床板は美しい。

素材が下に落ちるとひろいには行けないので場所を選んでの作業になるが重い頭のケイトウの花なら手すりにでも置ける。

ケイトウは下に見える中洲とよく似た形だ。

”中洲”

今回は渓谷にゆったりと流れる川を借景にしたくて場所を選んだ。

”川の流れとケイトウは”

 

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第45回野草(イエツァオ)野外教室でNO8(激辛トウガラシで)

2016-10-17 22:09:23 | 野外教室

帰り際ホームへ進出しているツタがセメントの上で鮮やかに輝いていた。

いくらキレイでもホームへ進出されると駅が侘しい感じになる。

思わず焼酎漬けにすると殺虫剤にもなる激辛トウガラシハバネラを置いた。

ハバネラは3~4センチできれいな色の可愛い形をしてつい心を許しがちだが驚異的な激辛パワーを持っている。

魚の汁で野菜を煮る時入れた。

野菜は辛くならなかったので煮たハバネラの実を3分のⅠほど食べてひどい目にあった。

口の中がやけるようにひりひりして水を含んでははく事20分以上。

30分ほどすればおさまったが涙が止まらないしひどい目にあった。

それでももう少し付き合ってみるつもりだ。

まずは赤い実になったのを味噌炒めにして保存食を作ってみたい。

 

 

 

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第45回野草(イエツァオ)野外教室でNO7(ケイトウ)

2016-10-16 22:34:51 | 野外教室

妹のきんかんの勘違いにより素材として思わず手に入った特大ケイトウ、素材として使わないと祖谷川口駅を後にはできなくなったきんかんは”ケイトウ”を作った。

電柱の根元、角材の上に2本のケイトウを置き鉄のリングで飾った黒い焼酎瓶、白いカルピスの器、ヘチマやミカン、赤いリンゴの上には白いソウメンウリ、いやぐちと書かれた看板が取り付けられたあたりにはツタとピンク色のフヨウの花を飾っている。

後ろに写っている待合ベンチには汽車を乗るためでなくお茶を飲むために又訪れたい。

 

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あかがねミュージアムでの大アンデス文明展

2016-10-15 23:29:00 | 日記・エッセイ・コラム

今日は金生町の秋祭り。

太鼓台が出ているが担いでいる人も少なくさほど盛り上がってはいない。

昨日行ったあかがねミュージアムの大ペルーアンデス文明展で現代のお祭りの衣装が飾られていたがこの衣装なら盛り上がるだろうと思った。

扁平で円形のトウモロコシを炒る器。

これならはぜて飛び出すこともないだろう。

独特な線模様の器。

この古い布の意匠も独特だ。

 

 

染色された布の模様もアンデス文明をイメージできる。

この焼き物の模様もアンデス的。

紀元前2000~3000年のものらしいが精巧なつくりだ。

 人物や動物を形作って器にしている。

世界4大文明と言うがアンデス文明も入れて5大文明だと思った。

これらの出土品に魅せられクスコに博物館を作った日本人がいることが紹介されていたが納得。

アンデスではアルパカの毛糸での織物が有名だが現地より織物の技術者が来て実演したそうだ。

9月19日までで見られなかったのが残念。

入場するときアルパカの糸で編んだストラップをたくさんの中より選んでプレゼントされた。

展覧会に来て初めての事で驚いたがうれしかった。

こういった展覧会は愛媛県美術館など県庁所在地でしか見られないと思っていたが金生町より30キロほどの新居浜市で開かれるようになって本当にうれしい。

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第45回野草(イエツァオ)野外教室NO6(通行禁止)

2016-10-15 22:16:10 | 野外教室

ホームの行き止まりに通行禁止の大きな看板がかかっている。

その向こうにはキコスモスが花盛りで面白い模様の看板が立っている。

創作気分になっているところへ妹のきんかんがちかくの家の年配の女性よりいただいた特大のケイトウの花を抱えて通行禁止の看板の横の小道より入ってきた。

先に特大ケイトウを使わせてもらった。

”通行禁止”

後ろに写っているが撮影中畑仕事姿の女性が線路を横切った。

ここにいると世の中に開かずの踏切と言われる場所があることを想像もできなくなってくる。

年配の女性が”アートをしているのか”と声をかけてきたきた。

野外での創作はかなり一般的になったようだ。

話をしていると妹のきんかんが倒れているケイトウの花を見て切りとばしていると勘違いして頂いていいですかと言うので驚いた。

倒れているのを切りとばしていると勘違いして言ったことですみませんと誤ったが切ってくれ、色が違いもっと大きいのがあるから切ってあげると言うのできんかんがついて行きもらってきた。

きんかんの勘違いから立派な素材が手に入ったが先に使わせてもらった。

 

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第45回野草(イエツァオ)野外教室でNO5(線路は続くよ)

2016-10-14 22:39:51 | 野外教室

急斜面に作られた祖谷口駅だがレールを見ていると広々としているように錯覚する。

レールに沿って白い線がペイントされ黄色いすべり止めタイルが敷かれている。

そこへ仲間入りするように妹のきんかんはロープをリズミカルに置き植物果物も置いた。

”線路は続くよ”

反対側から。

部分。

 

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第45回野草(イエツァオ)野外教室でNO4

2016-10-13 22:30:09 | 野外教室

カラムシのような植物が生えている柵の木を見たがさほど朽ちている様子はない。

 生えている植物の根元へチマの底がとがっているので差し込むといい具合に立った。

後ろに見える山の斜面には家が点在する。

”二人暮らし”

大歩危方面に来ると過疎化は感じられないが1~2人暮らしが多いような気がして・・。

柵のそばに電柱が立っていた。

柵と同じぐらいの高さの場所をひもで縛りケムリの木と青シソの実の枝を差しツタを垂らしすぐ下の小さな穴に青シソの実がついた枝を挿した。

”仲間入り”

一週間ほど前下調べに来たときから作品に使いたい場所だった。

 

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第45回野草(イエツァオ)野外教室でNO3(駅のにぎわい)

2016-10-12 21:53:21 | 野外教室

 祖谷川口駅構内を仕切る木でつくられた柵も林業の盛んな地域なのか立派な木で作られているが立派過ぎて朽ちて植物が生える状態になってもかくしゃくとしている。

妹のきんかんは朽ちた柵の上にクサギが生えた状態に心惹かれて創作を始めたようだ。

祖谷口駅と書かれた立派な看板も組み込み白いソウメンウリ、黄色いミカン、黒っぽいアボガド、緑のニガウリにあかいリンゴを置いた。

後ろの柵にはハバネラ、ミカン、アボガド、白いカルピスの器に黒い焼酎瓶、筒状の紙芯、柵の木に生えたクサギの元にはピンク色のフヨウの花を置いた。

”駅のにぎわい”

柵に使われている2本の木の上に左はクサギ、右はカラムシのようだが下にも同じ2種類の植物が生えていた。

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第45回野草(イエツァオ)野外教室でNO2(待合ベンチ)

2016-10-11 21:28:01 | 野外教室

作業を始めたのは2時半過ぎでホームのベンチにそそぐ日差しが柔らかい。

待合客に見立てたミカンとアボガドは買ってきたがニガウリとグリーンとオレンジ色のハバネラは朝畑で採集したものだ。

白い小さなソウメンウリも畑でなったもの

ミカンが乗っている鉄のリングはいただいたものだが丸いものを思った角度に置くことができ重宝だ。

ソウメンウリやニガウリを置いているのは糸を巻いていた紙芯。

木材の産地なのか使われているベンチの板が立派で座り心地もいい。

 

 

 

 

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第45回野草(イエツァオ)野外教室でNO1(乗客たち)

2016-10-10 22:33:36 | 野外教室

妹のきんかんは祖谷口駅のホームに立つなりこんな雰囲気の駅は初めてとかなり気に入った様子。

まずはベンチに腰を掛けてお茶を飲む。

 

目の前のホーム床に高知方面、阿波池田方面ワンマン乗車口と書かれていた。

2度一人で来たが意識したのは初めて。

もう着くなり創作ムードに入ったようだ。

1~2両編成の汽車が止まり皆が乗る乗車口なので素材であるが終われば飲んだり食べたりする食材をじかに置く気にはならない。

角材の上に黒い焼酎瓶、カルピスとアカシソジュースが入ったボトル、黒いアボガド、白いソウメンウリ、グリーンのニガウリや赤とグリーンのハバネラを置着たくないので角材の上に置いた。

”乗客たち”

急行列車が通り過ぎた。

止まるのは一日に数本だが急行列車は時々通るのを忘れていた。

風圧でニガウリが線路に落ちたので列車が来ないうちと大慌てで拾った。

 

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ランチョンマットなどNO7(一人侘しく夜明けの空を見る)

2016-10-09 22:27:29 | アート・文化

一人の漂流生活になった長平はアホウドリが秋にやってくるのを大きな楽しみとして待っていた。

アホウドリがやってくれば食糧調達も楽になる。

肉で保存食もたくさん作った。

それでも春にアホウドリは島を離れて行く。

長平生還200年曲”漂流”に春が去りゆき鳥も立ち一人侘しく夜明けの空を見るのフレーズがある。

黒いチエック模様の布が長平。

どんな時も故郷の土佐へ帰りたい心があったからこそ生還できたのだろう。

違った角度より。

縦横38センチ44センチ。

 

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ランチョンマットなどNO6(海を揺すぶる風ばかり)

2016-10-08 22:30:51 | アート・文化

仲間3人が亡くなり一人の漂流生活になった長平だが時化たときどんな思いで洞窟で過ごしたのだろう。

長平生還200年記念の曲の中に”気負ってみても恐れてみても海を揺すぶる風ばかり”のフレーズがある。

いい具合に灰色の布があった。

周囲絶壁の鳥島の岩礁に打ち付ける白い波を表したかった。

鳥島はアホウドリの生殖地で上陸はできないが関係者の上陸時は今でも大変な作業のようだ。

そんな時でもいつか黒潮に乗って故郷の土佐へ帰ることは夢見ていただろう。

紺色の布部分は黒潮。

違った角度で。

縦横36センチ、44センチ。

 

 

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ランチョンマットなどNO5(賭けてみようかいきることに)

2016-10-07 22:08:57 | アート・文化

4人で伊豆の鳥島に漂流した長平だが2年以内に3人の仲間は亡くなる。

長平生還200周年記念曲”漂流”に諦めようか生きることを賭けてみようか生きることに”のフレーズをイメージして作った。

エンジ色の中に紺色の布を4枚入れているのが4人の仲間。

ランチョンマット創作中にいただいたエンジ色のハンカチを素材にしたく、鳥島の海を染める茜色の夕焼けに見立てた。

右の大きな紺の布が長平。

長平から出ているエネルギー(ステッチ)だけは海に向けたが亡くなった3人のエネルギーは枠外に向けた。

左上、緑の布にエネルギーを枠外に向けた同じ模様は4年後に漂流してきた人たちの中ですぐ三味線を抱えて投身自殺した者のつもり。

8月にコースター作りより始めたが思いもよらないランチョンマッタができ始めた。

創作は行き詰ることばかりで本当に進まないが諦めなければふと振り返ると新しい世界が広がっている。

 違った角度より。

縦横39センチ、36センチ。

 

 

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ランチョンマットなどNO4(鳥島)

2016-10-06 22:05:44 | アート・文化

長平が漂流した伊豆の鳥島は断崖絶壁の植物が乏しい火山島でサンゴ礁でできた楽園のような島ではない。

創作するにつき吉村昭の”漂流”などを読んだが今はユーチューブで長平生還200周年記念曲川島昭代司さん作詞作曲の歌”漂流”を聞きながらの創作だ。

歌詞にも心打たれるがバックに流れる映像も漂流のイメージをわかせてくれる。

始めは四隅を縫いひっくり返して作るコースターでなく布の表情をいかしたものを作ろうと始めたが少し大きいものとしてランチョンマットにとりかり4枚目。

火山島である鳥島全景ををイメージして作ったが”漂流”の最初のフレーズ”神に背いたわけじゃなしまして仏を嘲けし事もない逆巻く波に問うてみる我に置かれし境涯を”のフレーズを口ずさみながらの創作だった。

角度を変えると。

縦横33センチ38センチ。

 

 

 

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