虹色教室通信

遊びや工作を通して 子どもを伸ばす方法を紹介します。

「頭でわかる」と「身体でできる」を土台にして,行動と学びの範囲を広げる 1

2015-07-16 15:15:40 | 初めてお越しの方

物作りにしろ勉強にしろ、

はじめに「頭でわかる」と「身体でできる」という状態を作って、

それを土台にして行動と学びの範囲を広げていくことが重要だと思っています。

 

それは2、3歳の子らとする工作する場でもひしひしと感じることです。

2、3歳の子たちにとって「頭でわかる」というのは、

「目で見て、どのようになっているかわかる」ということや「体験的に理解している」

ということで、

「身体でできる」ということは、「手と目を協応させてそれをすることができる」

ということです。

 

2歳のAくんとBくんのレッスンでストローを使った働く車を作りました。

 

 

紙コップに曲がるストローを貼り、

ストローの先にお菓子等の箱のふた部分を貼ったら

(最初から切って用意しているもの)できる簡単ショベルカー。

このわかりやすさがAくんの作る意欲に火をつけました。

Aくん、普段は、「ママ作って」というばかりで自分で作らないそうです。

 

ショベルカーの作り方をすっかりマスターしたAくん。

ストローの端と端をひっつけてつなごうとしていました。

そこで、ストローの一方の先にはさみで切りこみを入れて、

「合体!」とつなげる方法を教えると、真剣な表情で作り方を見ていました。

 

子どもに何か学ばせる時は、こんなふうに「すでにできるようになったこと」という

土台があって、その延長線上で、「目で見てわかること」「もう少しでできそうな

巧緻性レベルのこと」を教えると、学ぶ姿勢が違ってきます。

 

コップにストローをつけただけのショベルカーが自分で作れるようになったら、

それを紙箱に紙コップを貼り付けたものの上に装着してあげると

回転させながらショベルを動かせる車ができます。

大切なのは、子どもが「ストローを紙コップに貼って、その先に何かつける」という

単純な操作について「頭でわかる」し「身体でできる」という状態に至っていないのに、

最初から車体までついた複雑な工作見本を見せないことです。

 

 

話が少し逸れますが……

少し前、レッスンの合間に小学生の子らに『プログラミン』というサイトの扱い方を

教えていた時にこんなことがありました。

プログラミンの画面の下には、プログラムでいう命令がキャラクターになって

ずらりと並んでいます。

それらのキャラクターをドラッグ&ドロップさせると、

画面上のイラストを上下左右に動かしたり、回転させたり、色を変えたり、

音をつけたりすることができます。

はじめてプログラミンをする子たちに、自由にキャラクターを選ばせて

ひとつひとつ使い方を教えていると、大はしゃぎであれこれ触っていた子らの興味が

次第に失速していきました。

 

レッスンの後で、手伝いでそこに参加していた息子が、こんなことを言いました。

「最初に触ってもいいキャラクターをある程度、制限しておいた方がよかったのかも。

子どもたちの好奇心を刺激したり、主体的に学ばせたりするには、

自由に試せる部分が必須だけど、自由がありすぎると問題も出てくるな。

 

どれもこれもやってみたい気持ちに釣られて難しいものをいじろうとしても、

基礎の理解があやふやだと結局わからないし

できないから面白くないってことになってしまう。

かといって一度複雑なものまで触れてしまうと、基礎的なものに戻って熱中する気に

なれなくなるから。

はじめのうちは簡単な動きを命令する「黄色いゾーン」に制限して、

理解度や学ぶ熱意に応じて、新しいキャラクターへの挑戦を許していくといいのかもな」

 

息子の言葉はその通りで、次から別のグループに『プログラミン』を触らせる時に、

「自由を与えつつ、自由にできる範囲を制限する」ようにすると、

右に動いたり左に動いたりするだけの命令であっても数値をいろいろ変えながら、

それがどのように変化するのか楽しみながらしっかり観察する姿がありました。

また、制限があるうちに頭での理解が進み、手で操作する技術も身についてくるため、

難しいレベルのキャラクターの操作をすぐにマスターすることができていました。

 

そういえば、工作をする時や算数の学習をする時にも、

同じようなことがよく起こっていることに気づきました。

 

 


外部の塾のテストを受けに行って……『想像の自由と現実の不自由』の話

2015-06-30 06:15:44 | 初めてお越しの方

このところ、教室の3、4年の子らのお母さん(一部はこの春、教室を卒業しているので下のお子さんのレッスンで

お聞きしました)数名から、

「先日、外部の塾のテストを受けにいったら、思いのほかよくて……」という話をうかがいました。

どの子も、遊ぶことが大好きなのびのびした子で、

お家での学習は、学校の宿題の他には「ごくたまにワークを少しする」くらいという子です。

が、外部のテストでは、計算のうっかりミスなどは多少あっても、

後半の思考力を要するものはほとんど解けていて、

一番最後の難しい問題もしっかり正解していたそうです。

その話をうかがっていた時、賢い子なのにあまり考えずにパッパパッパ答えを言う

教室に来はじめたばかりの子のお母さんがいらっしゃいました。

「どうすればじっくり考えるようになるでしょう?」という相談をいただいたのに、

うまく返答できずに戸惑っていると、先のお母さんが助け舟を出してくれました。

 

「ゆっくり考えてもいい……すぐに正しい答えを出さなくてもいい……という感覚が身についてくると、

2段階、3段階の思考ができるようになってきましたよ。

先生(わたし)は、いつもゆっくり待っておられますよね。早く早く……とせかさずに」といったことを、

何度も言葉を変えながら、ていねいに伝えてくださいました。

 

この言葉、わたしにはどのような内容を指しているのかよくわかりました。

でも、実際に体感したことがないと本質的な部分は理解しずらいかも……とも感じました。

ただ、表面上の言葉だけ受け取って、

大人が「ゆっくり考えなさい」と言ったり、せかさずに見守っていれば、

子どもが深く考えるようになるわけでもないからです。

 

でも、先のお母さんの言葉は、最も核心を突いた答えで、

わたしがうまく言えないけど

伝えたいと思っている内容を如実に言い表しているともいえるものでした。

 

よく考える子たちは、考えることに対する心理的な障害物が

あまりない子たちです。

一方で、あまり考えない子たちには

「考えるのを邪魔する障害物」をたくさん持っているように見えます。

 

「考えるのを邪魔する障害物」でよくあるのが、

「勉強というのは、たずねられたらすばやく正しく答えられる状態がマルなんだ」という思いこみです。

考えるのではなくて、すでに考えなくてもできていることを

よしとしているのです。

間違えることへの不安やいつも正解したいというプライドも障害物になります。

 

現代の子たちは、さまざまなタイプの「考えるのを邪魔する障害物」を

身につけやすい暮らしをしているようです。

過去記事の『想像の自由と現実の不自由』ピタゴラ装置の話

で書いている『現実の不自由』が、

生活の場でも、

学習の場でも、排除され、悪物扱いされ、「現実」が「現実でないもの」以上に遠くなっているからではないか

とも感じています。

 

学習でしたら、最初から正しい知識をひとつひとつインプットしていくのが

学習でいつも「今、ミスしないこと」が優先されているようです。

間違えたり試行錯誤したりしながら、深く疑問を咀嚼していく

現実の不自由な考える筋道は、効率的な学びではない……と

大人も当然のことと受け入れているかのようです。

 

少し学習のことから話が逸れますが、よかったら過去記事を読んでくださいね。

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『想像の自由と現実の不自由』ピタゴラ装置の話


小学2年生の子らのグループレッスンで。
『ピタゴラ装置②』の本にあった「放り出しカー」を作りました。

といっても、本にある材料とはほど遠い
ありあわせの材料で作るもんですから、思う通りに動くはずもなく、
失敗の連続で、位置を付け替えたり、
積み木の数を変えたり、もたもたもたもた……試行錯誤したあげく、
何とか、それっぽい動きが実現しました。
「やったー!」とピースサインをする子どもたち。



車から出たでっぱりが、シーソーの上の荷物を押して落とすと、
シーソーがでっぱりといっしょに台を斜めに押し上げて、
車の上の荷物を回転させて落とします。


本の図解にあったイメージでは、
「これは簡単にできそう!」だったのに、現実は厳しかったのです。

うまく積み木が落とせて、シーソーが上がっても、
力が弱くてでっぱりを押し上げることができないのです。
シーソーの材料の問題か、シーソーの長さの問題か、傾きを大きくすればいいのか、車の側を改良する必要があるのか……

うまくいくのかどうかすらわからない……やりなおしの作業の連続にめげず、
子どもたちは
がんばって作り続けていました。





『ピタゴラ装置』DVDブック ②  小学館

の最終ページに、
慶應義塾大学の佐藤雅彦教授の

ありました。

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ピタゴラ装置が今や多少知られるようになったせいか、
最近webや雑誌で、「ピタゴラ装置とはゴールドバーグマシンの一種で云々」
というような解説風の文章をたまに見かけることがあります。

そのたびに、私は小さな違和感を覚えずにはいられません。
誰もが、そんなことを知る以前に、あのような連鎖する装置に近いものを子供の頃に
夢想したり、それが高じて、消しゴムや本など手近なものを
駆使して稚拙ながらも連鎖反応を試したりしたことがあったと思います。
その時の面白さに向かう気持ちには、濁りも余計な知識もありません。
ただただ、純粋に連鎖する動きを作って試してみたいだけです。

その生き生きとした所為に比べて、
それをゴールドバーグマシンの一種、と名前を持ち出し、あたかもそれに対して
理解がが済んでいるようなふるまいは、何かとてもつまらないことに思えて
しょうがありません。
(略)
それは誰もが持っている『言語化されていない面白さを素直に感じる能力』を
自ら放棄することにもなり、
世の中の文脈に依存した生き方に繋がってしまうと
感じるからです。

          (『ピタゴラ装置』DVDブック ②  小学館 より)

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あの映像からは微塵も感じられないのですが、
ピタゴラ装置制作チームは、
「ビー玉ひとつでさえ、思うように坂をのぼってくれない」という現実の不自由さを
ひしひしと味わったようです。

佐藤教授の言葉を借りると、
「そんな現実を乗り越え、勢いよく、不自由さをものともせず、物が無心につぎつぎ困難を
乗り越えていく想像を凌駕する力にあふれた映像」を生み出したのです。



この文を読みながら、私は、先日レンタルショップで見た気になる光景と、
我が家で起こった小さな事件について思い出していました。
話が脱線するのですが、ちょっとこの話を挟ませてくださいね。

レンタルビデオショップで見た光景というのは、次のようなものでした。
若いお母さんらしき方が、DVDの棚にかがみこんで、
「どれにするの?これは?」と何度かたずねながら、DVDに手を伸ばす横で、
幼稚園の年長さんくらいの女の子が、立ったままよそ見をしつつ、
「それで、いいんじゃないの?」と気のない返事を返していました。
お母さんの手にあったのは、テレビアニメのDVD。

女の子は、ちらっと一瞬、DVDの表の絵を見てから、「じゃあ、それにしたらぁ?」と
無関心なまま。
若いお母さんらしき人は、慣れた様子で、ビデオを借りる手続きを済ませて、
店を後にしました。

テレビで見れるアニメをレンタルショップで借りるのはいいとして、
子どもの側に「それが見たい!」「借りたい!」という
心の動きが少しも感じ取れなかったことや、そうした子どもの様子が
何の違和感もなく、母親らしき人に伝わっていること……その
ふわふわと浮遊するような移動の様子が、
どこでもごく当たり前に見かける親子の姿なだけに、
何となく心に引っかかっていました。


我が家で起こった小さな事件についても話しますね。
夕方の小学生のレッスン中、
教室のガラス戸に何かがぶつかった大きな音が響きました。

少しすると、ガラッと戸が開いて、3、40代の男性が顔をのぞかせて、
「すいません、キャッチボールしていました」と、さらっと言ったかと思うと、
男性は引っ込みました。

次に小学校中学年くらいの男の子が、含み笑いをしているような表情で顔を出し、
「すいませんでしたぁ~キャッチボールしててあたりましたぁ~」と明るく軽い口調で言ったかと思うと、
男の子も引っ込んで、そのまま先に戻り始めた男性を追いかけるように帰っていきました。

ちょうど、生徒の親御さんたちがお迎えにみえている最中で、
「かなりの衝撃音でしたけど、ガラスは大丈夫ですか?」と心配しておられました。

教室のガラス戸は強化ガラスなので、傷もひびも残りませんでしたし、
きちんと謝ってくださったわけだし、
男の子にしても、バツの悪さや戸惑いから、
含み笑いをしているような表情になっていたのかもしれませんから、
悪く取る必要はないのかも……。

でも、私の心の中には、レンタルショップで見かけた光景同様
何かもやもやと
引っかかるものが残りました。
「もっと、ていねいに謝るべきだ」と腹を立てていたのとは
ちょっとちがいます。

男の子が、ガラスが割れそうになったことに、びっくりしたり、シュンとしたり、
こちらの返答をうかがったりすることもなく、
まるでマニュアルを遂行するかのように
「とりあえず謝ればそれでよし」という様子で、
「すいませんでしたぁ~キャッチボールしててあたりましたぁ~」と軽く言い放って去っていったことに、
父親らしい人の気持ちの入っていない物言い以上に
引っかかるものを感じていたのです。

何が、引っかかっているのんだろう?
と、自分でもよくわかりませんでした。

私までが、現実からかい離して、どんな感情を感じて、どう考えたらよいのか
わからなくなってしまったような奇妙な感覚にとらわれていたのです。

それは以前、

バーチャル世界のような現実の世界

バーチャル世界のような現実の世界 2


の記事に書いた
「現実感の乏しさ」というか、
「出来事が感情の表面だけをかすっていくこと」への違和感に近いものかもしれません。



ピタゴラ装置の制作者たちは、ビー玉ひとつ自由にできない「現実の不自由」と格闘し、
とことん向き合って、
最終的に見る人々に、想像した通り、想像する以上に
自由にらくらくと現実が展開していく世界を、見る人の享受してもらうことに
成功しました。

おかげで、ピタゴラスイッチの放送やDVDを見る大人も子どもも、
めんどくささも、困惑も、混乱も、できるだろうかという不安と戦うこともなく、
手間も、時間もかけずに、
連鎖反応が次々引き起こされていく胸が躍るような映像を楽しむことができます。

それで気分がスカッとしたり、スキッとしたり、
わかったような気持ちになったりできます。

私の心に引っかかっていたこと、もやもやと
くすぶっていたものの正体は、
もしかして……


わざわざ不自由と格闘しなくてはならない「現実」って必要なの?

飽き飽きしたり物足りないことはあっても、
「想像の自由」は人を傷つけないし、苦しませないし、困らせないのだから、
それだけでいいんじゃないの?
何が悪いの?

そんな疑問を、つきつけられているように
感じていることなのかもしれません。

なぜ、そんな風に感じるのか、わかりにくいですよね。

河合隼雄氏が、子育てについて次のように語っておられました。

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どんな楽しいことでも、それが深いものであればあるだけ、苦しみによって
裏打ちされているのである。
苦しまずに楽しみを得ようよする人は、ものを
すべてタダで得ようとするようなものです。
作家の遠藤周作氏は、小説を書くというのは「くるたのしい」仕事ですと言われた。
苦しみと楽しみがあるところに、その味の深さがある。
幼児教育も本気にやるかぎり、「くるたのしい」のではなかろうか。

       (『子どもと学校』  河合隼雄  岩波新書)
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「くるたのしい」は、不自由な現実の世界にしかないもので、
日々の現実を自分の感情でしっかり感じ取って、
リアルな子どもの姿をきちんと受け止めないと味わえないものだと思います。

「子どもと過ごすとき、手持ちぶたさの空白時間があると嫌だから、
保険のためにDVDを準備しておこう」とか、

「揉め事や嫌だから、さっさと謝って逃げるが勝ち」とか、

「子どもをけんかさせたくないから、
遊びを制限する、習い事の時間を増やす」とか、

「自由研究で悩みたくないから、できあがっているキットを買ってくる」とか、

「子どもに、できるだけ苦労させずに、効率的に知識が身に着くように配慮する」とか、

「くるたのしい」事態を避けて、
何でもうまくいってて、コントロールできていて、「楽しい」「楽ちん」だけが
持続するようにしようと思えばできてしまう世の中です。

好んで苦労するよう勧めているわけではないのですが、
効率的に享受できる楽を求めるあまり、子どもたちからリアルな現実感覚を
奪い取ってしまってはいけないと感じています。

子どもたちが、

「現実って、みっともなくて、めんどうで、
時間の無駄が多くて、面白くなかったり、期待はずれだったり、
その日に完結しなかったりする。

やったけど、うまくいかなかったり、
うまくいくまでに、途方もなく時間と手間がかかったりする。

誰も先の保障をしてくれないし、褒めてももらえないかもしれない。
それでも、どっぷりつかってみて、自分で面白いって感じる感受性を作っていかなきゃ
ならないものだ。
でも、だから面白い!だからわくわくする。だからうまくいったとき感動する!」

と身を持って体感するのを邪魔しちゃいけない、と思っているのです。

それにはまず親が、子育ての「くるたのしい」現実を
じっくり味わってみなくちゃならない
のかもしれません。

現実って実際そういう不自由なものだから、
だからこそこんなに魅力的で、心から感動できることが
いっぱいあるのですから。






【7月1日訂正】夏の日帰りレッスンにお越し頂く方々の発表です。

2015-06-28 14:35:54 | 初めてお越しの方

 

こんにちは~、虹色教室事務Kです。

先日、締め切らせて頂きました夏休み日帰りレッスンに沢山のご応募を下さり、誠に有難う御座いました。

 

やっと各日お越し頂く方が決まりました。

長らくお待たせし申し訳御座いませんでした。

 

秋のユースホステルは後日、再度調整することとなりましたのでお待ち下さいね。

 

発表の前にいつもと同じく近況報告と投稿時の注意事項です。

 

☆近況報告

夏のユースホステルレッスンは既にほぼ皆様に2通目のご連絡まで完了しております。

3通目詳細のみ、まだな方は一度メールのチェックをお願い致します。

なお、変更など御座いましたら早めにお知らせ下さいませ。

 

☆出来うる限り皆様にお越し頂けるように、また、ご希望に副うように調整致しましたが、年齢や性別等の関係でお越し頂く事が出来ない方もおられます。また、夏のユースホステル参加者さま以外をメインに調整致しております。

大変申し訳御座いませんが、ご理解くださいますようお願い申し上げます。

 

 

☆該当者さまへ投稿時の注意

コメント記入画面になりますと[名前]・[タイトル]・[URL]・[コメント]と出てきます。その際、[名前]の欄に募集記事や発表記事にて必要事項として挙げております【H.N.】をお書きください。


また、[コメント]の欄にご本名やメアドなどの連絡先をご記載頂きますので、此方の方で非公開にて拝見させて頂きます。連絡先の記載をお間違えないようにお願い致します。


下記にH.Nのある方は、この記事のコメント欄に【H.N】・【保護者氏名】・【連絡先(携帯)】・【メールアドレス】の計4点をお書きの上、投稿下さいますようお願い致します。H.Nは申込時のものでお願いします。変更されたい場合はその旨も一緒にお知らせ下さい。

 

では、最後になりましたが、本題の夏休み日帰りレッスンにお越し頂く方の発表です。

敬称略にて失礼致します。

 

[募集時にNo.13が抜けておりましたが、日程に間違いはなく、番号の振り付けミスでした ]

[各日4組で調整しておりますが、少人数での日程も御座います。

此方はレッスン内容などの都合で少人数で調整しているもとなります。]

 

1. 7月21日(火) AM10時~正午

myua・けんしんママ・koro0113・はすきっちゃん

 

2. 7月21日(火) PM3時~5時

ぐるんぱ・おにぎり・るーまま・nozomaruko

 

3. 7月22日(水) AM10時~正午

らんたろう・ししにく・タルトタタタン・くじら

 

4. 7月22日(水) PM3時~5時

サクサク・ピルエット・みさ・すぴかママ

 

5. 7月23日(木) AM10時~正午

ましゅこっぺ・たまこ

 

6. 7月23日(木) PM3時~5時

りーちゃんまんま・Banana

 

7 8月6日(木) PM3時~5時

けんちゃん母さん・ひまわり(兄)・はるっこ。・たくみママ

 

8. 8月7日(金) AM10時~正午

花と感情・たまごカレンダー・たかママ・ガジュマルの木

 

9. 8月7日(金) PM3時~5時

リカママ・tamaki・いいはな・ななもん☆

 

10. 8月10日(月) PM3時~5時

まるたん星人・OKI・じゅんこ・たづこ

 

11. 8月14日(金) AM10時~正午

chima・あんじゅ・ABCママ・はるまま

 

12. 8月14日(金) PM3時~5時

ちゅみママ・KOYAMA・ゆきぺい・みつよ

 

14. 8月18日(火) AM10時~正午

サリー・まさと母・こうまな(兄)・Manabe

 

15. 8月18日(火) PM3時~5時

K.N(兄)・あすきち(兄)・タイママ・まさやん

 

16. 8月19日(水) AM10時~正午

ぐみ子ママ・ももかママ(姉)・さきはは・クリングリーン

 

17. 8月19日(水) PM3時~5時

ハニカムママ・ブルーミニィ・くーくー・大きなかぶ

 

18. 8月24日(月) AM10時~正午

りこななママ・ふみまろ・かほ母・MIKO

 

19. 8月24日(月) PM3時~正午

はちごん・NmMy・Huマロン・TygerTyger


20. 8月26日(水) AM10時~正午

ちいこ・るり母・KANA・ふさいち

 

21. 8月26日(水) PM3時~5時

サーブ・ぴょんこ・asada・Snow-P

 

22. 8月27日(木) AM10時~正午

デニコ(姉)・カムミカ・ゆうかママ・ことりママ

 

23. 8月27日(木) PM3時~5時

さととゆい(姉)・みのりん太・☆りくママ☆・ゆいママ

 

以上が計22回分のお越し頂く方々です。

随時、訂正等もあるかとは思いますので、暫くの間、ちょこちょこと覗いて頂けると有難いです。

 

お名前があった方は此方の記事のコメント欄に上記に記載しております必要事項をお書き頂き投稿して下さい。

6月30日(火)より順次、ご連絡を開始させて頂きます。

 

申し訳御座いませんが、お待ち下さいますようお願い致します。

夏本番って気分になって参りました。

 

頑張りますね~

それでは、good-bye♪


親子向けのベビーレッスン用のメモ用紙を作ってみました♪ 2

2015-06-26 14:28:37 | 初めてお越しの方

1歳11ヶ月のBくんは、昨日までできなかったことが急にあれこれできるように

なるような大きな成長の時期のようです。

お家では重ねコップのおもちゃを積み上げたり簡単なパズルをしたりして

遊んでいるそうです。

 

Bくんは周囲の人と人との間でどんなことが起こっていて

どんな感情のやり取りや会話がなされているのかに目ざとい子です。

少し年上の子たちがルールのある遊びに興じたり、揉めたりしている時、

Bくんは一部始終をしっかり観察していて、

自分もその仲間の一員として振舞おうとしたり、

理不尽な赤ちゃん扱いを受けようものなら断固として間違いを正そうとしたりします。

 

普段、お兄ちゃんたちが、

「強い」とか「大きい」とか「多い」とか「全部」ということに重要な価値を

置いているのを見聞きしているからか、

強そうなサメやライオンやカニ(はさみを持っているので)を選んで、

「こわいぞぅ」という素振りをしたり、両手いっぱいにカエルをつかんで、

「全部、全部いるよ!」と主張したりしていました。

 

工作タイム。

お母さんに怖い顔のサメの絵を描いてもらってAくんのお兄ちゃんのサメと

戦わせているBくん。

 

この時期、Bくんに易しいパズルや重ねコップなどの知育玩具などの知育玩具で

遊ばせてあげるのも大事でしょうが、Bくんの個性を考えると、

わかりやすいルールのゲームに参加させたり、お兄ちゃんたちが

手品をするところを見せたり、駅や飛行場の仕事や消防隊の仕事などを細かい設定で

盛り込んだごっこ遊びに参加させるなど、「より複雑な意味のある遊びの世界の周辺で

過ごす」ことと、「それらをBくんにとってわかりやすいものにする」のが

大事なのかな、と思いました。

 

「それらをBくんにとってわかりやすいものにする」というのは、

この日のレッスンの中で例をあげると、

HABA社の「Eraster Obstgarten」というゲームを使って、

「赤いサイコロの目が出たら、赤い実を取る」

かごの目が出たら、かごをザーッとひっくりかえす」など、見てわかりやすく

やってみて楽しいと思う行為を中心にするとか、

「順番にする」ことだけをルールの中心にし、

果物にかぶせたコップをはずして目当ての果物を見つける遊びをするなどです。

 

2歳3ヶ月のCちゃんは、おしゃべりが流暢で、「これがしたい」という目的を定めて、

実行するのが上手なしっかりさん。

やろうと決めたことは、多少うまくいかないことがあってもやりぬきます。

HABA社のEraster Obstgartenのゲームをしている時は、

楽しんで参加していたものの、「ひとりで果物を色ごとに分けていく」といった

自分で目的を定めて、少し長いプロセスを踏んで

全てやり遂げるような取り組みの方が喜ぶように感じました。

今回のレッスンでは、自分がやろうと思ったことをやっていく途中で、

これは違うというものを見つけて知らせにきたり、

自分で問題を解決したりする姿(異なる種類のものだけをより分けるなど)が

よく見られました。

 

 

 

 


『考えるカラス~科学の考え方』の番組の動画を見ることができます

2015-06-19 18:40:37 | 初めてお越しの方

NHKのEテレで午前9時10分~20分にやっている

『考えるカラス~科学の考え方』という番組がとてもすばらしいです。

観察(かんさつ)し、仮説(かせつ)を立て、実験(じっけん)し、

考察(こうさつ)の流れを子どもが思わずやってみたくなるような

簡単な実験を通して学べるようになっています。

 

『考えるカラス~科学の考え方』

で、動画を見ることができるので、

ぜひリンク先に飛んで楽しんでくださいね。

 

この番組を見た1年生の男の子が、

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考える練習「お盆と風船」今日は、お盆(ぼん)と風船を使った問題です。

台の上に立って、お盆と風船から同時に手をはなします。お盆が先に落ちて、

風船はあとからゆっくり落ちました。ここからが問題です。

今度は、お盆の上に風船をのせます。そして手をはなすと、

このお盆と風船はどうなるのでしょうか。

1.お盆が先に落ち、風船はゆっくり落ちる。

2.いっしょに落ちる。

3.お盆は落ちるが、風船は上がる。

答えは最後(さいご)に…。

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を教室で試してみました。が、テレビで見た通りになりません。

お盆として使う素材によって、結果が変わるようです。

「なぜ、そうなるのか?」新たな疑問が生まれました。

 

風船とお盆の実験がうまくいかなかったので、

他のさまざまなトレイの上に乗せて試してみました。

「どうしてかな?軽いからダメなのかな?発泡スチロールのトレイだと

風船みたいに空気の押す力で浮いてしまうのかな?」など

さまざまなことを考えました。

実際に実験してみると、思い通りの結果が出ないことってよくあります。

先日も、科学クラブの子たちといっしょに外で紙飛行機を飛ばす実験をしたところ、

風に煽られて正しい実験データーが取れないことが判明しました。

こんなふうに、「うまくいかない」のもいい勉強になります。

 

科学クラブの小4、5生たちに、

『考えるカラス~科学の考え方』の動画を見せたところ、

身を乗り出して必死で見ていたかと思うと、

自分たちも一円玉を浮かべる実験がしたいと言いだしました。

 

どんぶり用のお椀と四角いプラスチック容器とグラスに水を入れて

一円玉を浮かべてみました。

「浮いた!浮いた!」と大はしゃぎの子どもたち。

以前、わたしが1円玉を水に浮かべようとした時には、

かなり難しかった印象があるのに、みんな上手だな~と感心していたら、

今度は、「あれっ?ダメだ。あれっ?浮かばない。コップだと浮かばないよ」と

びっくりしたような声が上がりました。

 

お椀の水に1円浮かべるのは簡単だったのに、

グラスの水に1円を浮かべるのは、とても難しいそうなのです。

 

動画にあった実験をする前に、意外な発見が……。

やっぱり映像で見るだけでなく実際にやってみなくちゃ面白くないですね。

 

本で見た1円玉を浮かべる道具をクリップで作ってみました。

 

道具を使うと上手く浮かんだのですが、子どもたちは不服な様子。

自分たちの手で浮かべたいと何度もチャレンジして、

何とかグラスの水にも指で1円をつまんで浮かべていました。

 

子どもたちが動画で見たのは、1円玉を容器に浮かべる実験です。

 

動画にあった

「水に浮かぶ1円玉を端に寄せても、中央にもどってくること」

「何枚か1円玉を浮かべると、1円玉同士がひっつくこと」

「木片を浮かべると、木片は端にひっつく」

「水があふれるほど容器に水を足すと1円玉は端により、木片が中央にくる」

の4つを試してみると、その通りに1円や木片が動くことに感動しました。

木片には、割り箸を使ったので、長い辺から端につくのか、短い辺から端につくのか、

という動画とは別の興味も湧きました。

 

その後、それぞれの子が、実験してみたいアイデアを出してやってみることにしました。

 

★くんのアイデア。

クリップは水に浮かぶか?

 

結果は、浮かびました。金属だし、水に触れる面積も少ないのに

浮かぶことにみんなびっくり。

 

そこで、★くんが、こんな実験を思いつきました。

 

水の底に強力な磁石を沈めておいて、クリップを水に浮かべるとどうなるか

を調べました。

水があっても、クリップが水底に吸い込まれるような感触があったそうです。

水の深さを正確に測ってくわしく実験してみるのも面白いかもしれません。

 


自閉っ子の急成長

2015-06-16 18:13:54 | 初めてお越しの方

年長の自閉っ子のAちゃん。

少し前に『ピッケのつくるえほん』というアイパッドのアプリを使って

絵本作りをはじめたものの、

画面に絵を置く先からどんどん消していったり、

ピッケを椅子に座らせたりすることだけにこだわっていました。

その間も、Aちゃんがさまざまなストーリー展開に親めるよう

お手本を見せたり、新しい操作を覚えるための遊びを取り入れたりしていたのですが、

毎度毎度、Aちゃんは自分のこだわりに固執していました。

 

が、突然、大量の絵本を作りだしました。

いっしょにレッスンしている小1の自閉っ子のBくんも

同じような経緯を経て、大量の絵本を作るようになっています。

 

自閉っ子たちのアウトプットは、

長い間、ゼロだった状態から突然、百に……というほど

急激に変化するので、いつも驚かされます。

 

「ききゅうのゆは、小さいゆ?ゆうたくんのゆは大きいゆ?」

といった質問をしながら、上手に文字を打ち込むAちゃん。

 

機械の操作手順への理解が早いAちゃんは、リスを気球に乗せる絵を作るために、

「気球の絵を画面に出して+ボタンで大きくする → 

リスを出して、気球のサイズにあわせて乗せる →

気球をもうひとつ画面に出して、それをカゴだけの部分に変換し、

すでに作っているリスと気球の絵に重ねて、

気球、リス、かごの重なりが正しくなるように調節する」という複雑な作業や、

「くまに風船を持たせる→重ね順を変えるカギのアイコンを押して、

重ね順を変える→、最後にカギをかけておく」といった作業を使いこなすように

なりました。文字も自分一人で自在に打ち込みます。

 

Aちゃんは、いつも同じ話を再現したがるという強いこだわりがあります。

こちらが新しい展開に誘おうとしても、いつも自分の中にあるストーリーを

一字一句変わらぬ形で繰り返したがるのです。

が、今回のレッスンでは、りすを気球に乗せたAちゃんに、

「りすくん。待ってよ。ひとりで気球に乗って出かけちゃうの?さみしいなぁ」と

声をかけると、Aちゃんはわたしの声に応えるように、たくさんの風船とくまを

画面におきました。

 

文字を打って絵本を作るBくん。

 

Bくんといっしょに合体ロボを作って遊んでいるところです。

 


頭脳パズルをブロックで  

2015-05-14 17:24:42 | 初めてお越しの方

 ブロックで頭脳パズルを作ってみました。

お手本用と子どもが取り組むパズル用にそれぞれ4つのピースを作ります。

 

お手本 1

 

お手本2

 

お手本3

 

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ブロック同士を組み合わせて遊ぶパズルを作る時、

写真のようにできあがりの色を工夫しておくと、パズルを解くのも作るのも楽しいです。

 

 

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ブロックの3つのパーツで作るシンプルなパズル。

これを4ピース作るとさまざまな形を作って遊べます。

 

↑ 四角作り。

 

問題を色画用紙や色紙などで作るのも楽しいです。

 

 

道を作っていく遊びもできます。

 

 


『ピッケのつくるえほん』ですてきな絵本を作ってきてくれました

2015-05-14 14:01:22 | 初めてお越しの方

年長のAちゃんが『ピッケのつくるえほん』で、絵本を作ってきてくれました。

表紙のデザイン、みみちゃんのねぞうが悪いところ、積み木パーツの使い方など

とても工夫していてすばらしいですね。


みみちゃんが おにわに いちごをうえました。


つぎは おみずを いれました。


ぴっけと まーくんが

「なにをしているの?」とききました。

「いちごをうえているの」とみみちゃん。


つぎのあさです。

 

きょう いちごのようすを みにいったら

なんと たいへん だんごむしが 10ぴきいました。


ぴっけと まあくんを よんで……

だんごむし おいはらいさくせん スタート!


あわてないあわてない!


がんばれ!


もうちょっと!


やっとおわりました!


それではみんなそろって いちごぱーてぃ!


折り紙で作る角度のパズル と サイコロの回転のクイズ

2015-05-09 20:30:40 | 初めてお越しの方

小2の女の子たちのグループで折り紙で角度のパズルを作りました。

 

折り紙の角が「90度」ということを学んでから、パズル作り。

 

★ 折り紙を半分に折って三角を作った時、

三角形のそれぞれの角は何度?


★ 折り紙の角のひとつを上の写真のように折って、35度と書きます。

「?」の角は何度?

 

子どもたちは折り返した部分が35度の2倍になることは、とても新鮮だったようで、

90°ー35°×2

という方法で答えが出ることがわかると、「そっかー!」と

はしゃいだ声をあげていました。

 

ついでに正三角形を折る方法を学んで、正三角形の角度についても学びました。

 

サイコロを転がしていき、上の面が何になるのか当てるクイズをしました。

 

上の写真のサイコロを 次に3が上部になる方向に 4回 回転させると

上部の数は何になるでしょう?

 

上の写真のサイコロを、

次に3が上部になる方向に4回 左の方向に1回 回転させると

上部になる数は何でしょう?



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<子どもたちにお知らせ>

『虹色教室文庫』の編集長が決まった話を耳にして、

小3のBちゃんが携帯電話のごっこ会社を作って社長に就任することになりました。

上の写真はさっそく社員になったCちゃんの作品。

年齢を問わず社員を募集しているそうなので

携帯電話を作りたい子は申し出てください。

ただ今、社員は4人。(わたしも社員のひとりです。)

 


お金の算数パズル

2015-05-05 17:53:09 | 初めてお越しの方

小1の★くんのレッスンです。

『教室熱中!難問1問選択システム 1年(明治図書)』の問題が

面白くてたまらなかった模様。

日頃「学校の勉強、面白くない。簡単すぎる」とぼやいている★くんが

目を輝かせて解いていました。

 

お金のパズルの問題が気にいっていたので、実物を使って、

問題作りにもチャレンジしました。

<お金の算数パズルの作り方>

 

9つのマス目を描きます。

10円3枚、5円3枚、1円3枚を用意します。

お金を適当に並べて、縦列、横列をそれぞれ1列ずつ足し算して、

下と横に金額を書きこみます。

ヒントに1つのマスだけお金の金額を書きこんだら、

置いていたお金を取り除いて、できあがり。

 

<問題>

1列ごとの合計金額を見ながら、10円、5円、1円のあった

場所を当てます。

 

計算する楽しみが味わえるパズルです。