1歳後半の★くん。
おそらく内向感覚型だろうな~と思われる慎重で敏感な男の子。
ザワザワした人の込み入った空間は、かなり苦手な様子。
落ち着いた静かな部屋で、きれいな色、洗練されたデザイン、気持ち良い感触、美しい音などに囲まれていると、それは幸せそうに笑っています。
ひとつひとつのおもちゃとじっくりゆっくり付き合います。
他の子が遊び終えてからゆっくりおもちゃを触り出すので、
ただぼんやりと真似っこしているだけのようにも見えるのですが、
よく観察していると、★くんは、お友だちのすることをていねいに見ていて、
「こうしたい!」という強い気持ちを抱いてそれをしているのがよくわかりました。
ですから、はじめてすることでも、
2手順くらいをきちんと真似てみて、「できた!」という達成感を抱いて、
お母さんの方を見返しては満面の笑みを浮かべていました。
私は子どもの気質によって、
それがたとえ1歳の子でも、その子の個性にあった
学習意欲が高まる空間があると感じています。
周囲が、関わるタイミングや呼吸を合わせることに気をつけるだけで、
集中力が増し、
最後まで物ごとを達成したり、
その子にとって難しい課題に果敢にチャレンジしたりするのです。
この日、★くんは、「はさみで切る」「水風船を膨らます道具で風船を膨らまそうとする」「なぐりがき」「絵カード取り」「カギを回す知育おもちゃ」「木製の玩具」「回転させるおもちゃ」「コマ作り」などで熱中して遊びました。
コマ作りは、作りやすいように球体で作っています。
マジックを取り上げて、自分で塗り、
色がカラフルに変わる様子に手をたたいて喜んでいました。
また、「カギを回す知育おもちゃ」は、カギをまわすのに力がいるし、ひねる動作が少し難しいのですが、きちんとマスターし、
がんばってやり遂げては、「達成できた!うれしい!」という喜びを
表現していました。
集団の場で、評価しながら子どもに何かさせる場合、
こうした子どもの心の満足感に対して、鈍感になってしまう場合があります。
子どもの中でうずまくさまざまな思いが見えなくなって、周囲からの目や、子どものできるできないにだけ注がれる場合があるのです。
子どもは、どんなに小さくても、「こんなことができるようになりたい」と願い、できるようになると、心底幸せそうな表情をします。
そして、そのうれしい気持ちをお母さんやお父さんといっしょに
味わおうとして、満面の笑顔を向けます。
もしそれが他の子がとっくにできていたことでも、
その子にとっては、本当にうれしい出来事なのです。
「やりとげた」という感動を、お母さんやお父さんに表現して、
喜んでもらいたい、認めてもらいたいと思っています。
web拍手を送る
おそらく内向感覚型だろうな~と思われる慎重で敏感な男の子。
ザワザワした人の込み入った空間は、かなり苦手な様子。
落ち着いた静かな部屋で、きれいな色、洗練されたデザイン、気持ち良い感触、美しい音などに囲まれていると、それは幸せそうに笑っています。
ひとつひとつのおもちゃとじっくりゆっくり付き合います。
他の子が遊び終えてからゆっくりおもちゃを触り出すので、
ただぼんやりと真似っこしているだけのようにも見えるのですが、
よく観察していると、★くんは、お友だちのすることをていねいに見ていて、
「こうしたい!」という強い気持ちを抱いてそれをしているのがよくわかりました。
ですから、はじめてすることでも、
2手順くらいをきちんと真似てみて、「できた!」という達成感を抱いて、
お母さんの方を見返しては満面の笑みを浮かべていました。
私は子どもの気質によって、
それがたとえ1歳の子でも、その子の個性にあった
学習意欲が高まる空間があると感じています。
周囲が、関わるタイミングや呼吸を合わせることに気をつけるだけで、
集中力が増し、
最後まで物ごとを達成したり、
その子にとって難しい課題に果敢にチャレンジしたりするのです。
この日、★くんは、「はさみで切る」「水風船を膨らます道具で風船を膨らまそうとする」「なぐりがき」「絵カード取り」「カギを回す知育おもちゃ」「木製の玩具」「回転させるおもちゃ」「コマ作り」などで熱中して遊びました。
コマ作りは、作りやすいように球体で作っています。
マジックを取り上げて、自分で塗り、
色がカラフルに変わる様子に手をたたいて喜んでいました。
また、「カギを回す知育おもちゃ」は、カギをまわすのに力がいるし、ひねる動作が少し難しいのですが、きちんとマスターし、
がんばってやり遂げては、「達成できた!うれしい!」という喜びを
表現していました。
集団の場で、評価しながら子どもに何かさせる場合、
こうした子どもの心の満足感に対して、鈍感になってしまう場合があります。
子どもの中でうずまくさまざまな思いが見えなくなって、周囲からの目や、子どものできるできないにだけ注がれる場合があるのです。
子どもは、どんなに小さくても、「こんなことができるようになりたい」と願い、できるようになると、心底幸せそうな表情をします。
そして、そのうれしい気持ちをお母さんやお父さんといっしょに
味わおうとして、満面の笑顔を向けます。
もしそれが他の子がとっくにできていたことでも、
その子にとっては、本当にうれしい出来事なのです。
「やりとげた」という感動を、お母さんやお父さんに表現して、
喜んでもらいたい、認めてもらいたいと思っています。
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集団の中にいると、他の子と比べ評価しがちです。
子育て二年生、周囲に惑わされず、子どもをしっかり観察していきます。
少し混みあってる児童館などではなかなか積極的になれません。
私の膝の上に座ってることが多いです。
かといって紹介されてるお子さんのようにおもちゃとじっくり向き合うこともほとんどありません。
どんなおもちゃでもすぐ飽きてしまい次から次へと移っていきます。
いわゆる集中現象やフロー状態を一度も見たことがありません。
基本的に一人で遊ぶ、ということをしない子です。
人を選びます。初めて会う人でも老若男女問わず気に入るとしつこいくらいに自分から寄って行きます。
逆にダメな人にはとても人見知りしてしまいます。
自分より小さな子が苦手で,とても怖がります。
でも年上のこどもは大好きで公園などでも仲間に入って一緒に遊ぼうとします。
唯一、場所を選ばず喜ぶものは、踊りです。
家ではTVを見ながら繰り返し踊ります。
でも、
これって頭を使う遊びではないですよね…?
すみません、ダラダラと我が子を紹介するような文章になってしまいましたが、
私は先生のおっしゃるように自分で考え行動に移せるようになってほしいんです。
(集中して…)
普段からこどもが集中できる環境(遊び?)を与えてあげたいのですがなかなか上手くいきません。
我が子はユングのいうところの何型なんだろう?
それがわかればこどもとの遊び方を工夫できるかもしれない。
そう思い何冊か本を読んだのですが、
全てあてはまるような、全て違うような…。
ぴったりくるものがありませんでした。(ガックリ)
一度先生に診断?して頂きたいです(笑)
日頃、上の子には知育的な遊びを意識しているのですが、ついつい下の娘は放置してしまっています。
なんでもお兄ちゃんの真似なので、いろいろなことに興味をもっていますが、うまくかかわってあげられていないと思います。
>周囲が、関わるタイミングや呼吸を合わせることに気をつけるだけで
ここが難しいところだったりしますが、
「こんなことができるようになりたい」という願いはやはりとてもあるので、
一緒に楽しく遊び、できるようになった喜びを一緒に味わいたいな、と思いました。
上の子に関しても同じですね。
ありがとうございます。
今回のように、
「あ、こうすればいいんだ♪」とか「今度もっとこうしてみよう♪」と思うとき、
つい、「もっと早くに気付いていればもっと伸ばしてあげられたのに」なんて思ってしまうのですが、子育ても試行錯誤。これまでのことも必要な時期だったと思うようにします。
「評価」の話も興味深く読ませて頂きました。私は人の評価が少し気になるタイプで、夫は全く気にならないタイプです。
人を評価する流れがどんどんできあがっているから、人の評価を気にしすぎ、鬱などの病気になる人も増えているのかな、と夫と話題になったことがありました。
特に尊敬する人、素敵だなと思っている人には、自分がどう評価されるか、気になったりします。
なおみ先生を好きな人が読むこのブログで、なおみ先生が「あなたのことを評価をしているわけではないのよ」と言ってくれるのは、私のような読者にはありがたい言葉だなと思いました。
文章が下手なのですが、長々と失礼しました。