子どもと一緒にデュプロブロックで遊ぶときに、
算数のセンスを育むアイデアを
3歳7ヶ月のAくんのレッスンの様子から紹介しますね。
Aくんはごっこ遊びが大好きな男の子です。
この日は、ドーナツ屋さんごっことハンバーガーショップごっこを
して遊びました。
デュプロブロックでドーナツの作り方と
ハンバーガーの作り方のお手本を見せると、
興味津々でした。
ごっこ遊びに、こうして作る作業をプラスすると、
同じものをいくつも作ることが可能なので数の感性が育まれます。
また立体を把握するのも得意になります。
見本は、自分のアイデアでいくらでも他のものに応用していけるような
ものにしています。
この日、Aくんに作ってあげたのは下のようなハンバーガーです。
↓のように二つ並べたブロックの上に
向きを変えたブロックを重ねて、「サラダを入れて、ハンバーガーを乗せて〜」
と作っていきます。
向きを変えながらブロックを組み立てていくのは3歳代の子には
難しい作業です。
同じ向きのブロックを重ねたせいで、Aくんのハンバーガーは下の写真のように
二つに分かれてしまいました。
そこで、包丁で切る真似をして、ハンバーガーを二つに切り分ける
遊びをしました。
Aくんが「はんぶんこ」と2つに割ることに興味を持ったので、4分割するハンバーガーも
作ってみました。
バラバラに均等に分かれたものが、元通りの一つになると、
なんだかワクワクします。
Aくんはこの日、ままごと用のおもちゃのドーナツが気に入って
夢中で遊んでいました。
ブロックでもドーナツを作ってあげると
真似て作ろうとしていましたが、
まだちょっと難しいようでした。
1〜3歳の子らにお手本を見せるときは、
その通りにできるようにさせることより、
そういう組み立て方があるんだな、と見る体験を広げる
という気持ちでいいと思っています。
まだできなくても、子ども達は目から学んでいます。
<ドーナツの作り方>
下のような形にブロックを置きます。
好きな色のブロックをブロック同士がつくように
重ねていきます。
写真のものでは、「いちごのチョコクリームをかけて〜」
と言いながら、上から赤いブロックを重ねました。
たくさんドーナツを作って、油で揚げる真似をして
遊びます。
1〜3歳 算数のセンスを育むブロック遊び 2に続きます。