3歳の☆くんのお母さんがレッスン中に作ってくれた高架鉄道。
とてもすてきな出来栄えだったので、午後の小学生たちのレッスンまでそのまま
残しておくことにしました。
やってきた小学3年生の●くん、○くん。さっそくデュプロのレース用の車や電車を滑らせてみて、
「だめだなぁ、最後まで滑っていかないよ。
スタートのところをもっと高くしないとうまくいかないじゃん」と手厳しい。
これを作った際に、大人たちがよってたかって
ゆがみがなくなるように紙を挟んでみたり、凸凹しているところをテープでとめてみたりしたのですが、
なかなか最後までとまらずに車を滑らせることはできなかったのです。
たまにまぐれでうまくいくので、それでよし、としていたのですが‥‥‥。
●くんと○くんは、さっそく高さを調節しはじめ、
車が最後まで豪快に滑り切る線路を作り終えました。
何度か滑らせて成功したのに気をよくした○くん、●くん。
「いったい、何歳の子なの?
こんな適当な作り方をしたのは?
さっきまで、全然うまく滑らなかったじゃん」と冗談まじりに尋問します。
「何歳ってのは、見ていたのと遊んでいたのは、2歳と3歳よ」
と説明すると、刑事のような口調になって、
「じゃ、作ったのは?」詰め寄りました。
「大人!」と答えると、
「お、お、おとなが作ったのに、こんないい加減に作ったのかー!!」と
大笑いしながら文句をつけていました。
ふたりはゴール地点に長いドミノを作って、滑らせた車がドミノを倒していくのを
見て大満足。
それを写真に収めようとした瞬間、○くんが、数個だけ倒れていなかった
ドミノを倒していきました。
「○くん、それは‥‥‥捏造では?」とたずねると、
「全部倒れていた方がかっこいいじゃん!」と○くんと●くんが同時に答えました。
他人の作ったものには厳しく、自分たちの作品には甘いふたりです‥‥‥。
●くんと○くんといっしょに、『日常にひそむ数理曲線』という本の(ピタゴラスイッチで有名な
佐藤雅彦先生+ユーフラテス の編集、執筆の本です)
「高速道路とクロソイド曲線」の章を見ながら、
はたしてこの作品のカーブはクロソイド曲線にあたるのか‥‥‥と話合いました。
作ったのは38歳の大人ですから!
大人たちがあんなに頑張って作ったのに(爆笑)
3歳児はだませても、デュプロのベテランは
無理でしたか・・・
とてもうまく修正されててすばらしい!
数年後、息子にダメ出しされないように
精進します(笑)
レッスンでの「ぼくは人間だよ~!」が気に入って
何度も繰り返し話しています。
必死で違う理由を探して頭を使っています~
ありがとうございました!